■第三者評価機関名
|
■施設・事業所情報
名称 |
児童養護施設イースターヴィレッジ |
種別 |
児童養護施設 |
代表者氏名 |
赤坂 英昭 |
利用人数(定員) |
51 |
所在地 |
〒326-0141 足利市小俣町3294番地2
|
TEL |
0284-62-3501 |
|
■実地調査日
書面訪問調査:平成26年7月25日(金) 訪問調査:平成26年8月26日(火)、9月2日(火) |
|
■総評
◇特に評価の高い点 1、子ども一人ひとりを理解したきめの細かい支援がなされています。 全ユニットが小規模縦割りグループケアにより、家庭的な雰囲気のもとで支援がされています。 職員は子どもが抱える背景を理解しながら、心理的な関わりや障害への理解をさらに深めようと しています。 入所時には養育・支援の内容を具体的に示し子どもが自由に意見を述べられるようにしながら 子どもからの要望を真摯に受け止め対応しています。 性教育等近年の課題に積極的に取り組むとともに、個別の養育支援については、子どもの自立 に向け、標準化された仕組みに則り的確に実施されています。
2、子どものための生活環境が整えられています。 子供の学びや遊びの場を確保できるように送迎等の支援を含め出来る限りの保障を行って います。 プライバシーの確保のために、年齢に応じて個室を提供しています。又適切な医療を受け られるように医療機関との連携を取りながら支援をしています。 進路等を決めねばならない時期には、子どもが選択し自己決定できるように様々な情報の提供を しています。 子どもの安全環境維持のため、感染症の予防マニュアルを配布し、施設長、看護師を中心と した予防体制等が整えられています。
3、情報を共有し組織的に支援し易い効果的な仕組みが作られています。 文書管理システムは全職員が共通して理解し易く整備されています。当システムは子どもとの 関係性を深めるだけでなく、職員間でも協力体制がとれる仕組みとなっています。 個別の養育支援については標準的な管理の仕組みがあり、個々の子どもの状況に応じた養育支援 が個別指導方針として標準化されています
4、理念を大切にした支援を、組織的に取組み実践しています。 理念は養護目標としての基本方針に判り易く明文化されています。職員は事業計画作成に参画し 立案された計画が実践されています。 施設長は自らの責務を明示し施設運営にリーダーシップを発揮しています。各職員は役割を認識 し研修に対して積極的に取組む等、資質向上に意欲を持ちながら、業務を遂行する姿勢が見られます。
|
◇改善を求められる点 1、情報や施策に対する理解や共有の度合いを確認する仕組み作り。 新人職員に対して各マニュアルが配布されています。また全職員に対しては情報を共有するために資料を配布し、各施策についても資料配布や回覧等で知らされています。しかし一人ひとりについての理解の確認や共有の程度についての確認はなされていないようです。今後、確認のための仕組みを作り、組織全体として更にレベルの向上を期待します。
2、課題に対する具体的な取り組み。 勤務体制の見直しが進められていますが、職員配置や支援体制、シフトなどについて具体的な進展を期待します。 退所後の支援としてのアフターケアの実践については、体制の充実に向け、関係機関との調整等の取組みを期待します。
3、組織として計画された課題に対する管理の仕組み作り。 中長期計画及び事業計画は、年度事業計画書として養護目標に7項目の支援業務を挙げ、更に管理の充実として3項目を掲げ計画されています。これら業務目標として掲げた各項目毎の計画・実施・評価・継続課題の有無については、組織としてどのように集約し管理しているかが不透明です。各項目についての取り組み及び成果等について判り易くまとめ次年度につなげるように管理のサイクルを意識した仕組み作り(標準化)を期待します。 |
|
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回第三者評価を受審したことで、施設の現状を振り返る良い機会になりました。 高い評価を頂いた点については、今までの取り組みが認められ、今後も努力をしていく励みになりました。 ご指摘頂いた点については、今後改善に向けて真摯に取り組み、子どもたちが安心安全な生活をおくれる施設づくりに努めていきたいと思います。
|
|
■第三者評価結果
別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。 |