とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
一般社団法人 栃木県社会福祉士会
■施設・事業所情報
名称 わかくさ    種別 母子生活支援施設
代表者氏名 直井 篤 利用人数(定員) 20
所在地 〒000-0000
栃木県
TEL 028-666-3077
■実地調査日
平成26年9月11日(水)、10月20日(木)
■総評
◇特に評価の高い点
「わかくさ」は、昭和22年に開設された歴史ある施設で、平成24年新築移転され住環境が大幅に改善されています。

・施設長を中心に、利用者の意見や要望を聞き、出来るところから改善していくという姿勢が見られ、利用者との信頼関係構築に努めています。
 今年度異動してきた施設長は、「利用者の安心安全の環境作り」を念頭に環境整備に自ら努めています。特技を活かして、ベンチや棚を作ったり、段差解消のためにスロープなども設置しています。利用者の要望に応え、居室の棚の作成や、砂場の砂の入れ替えや花壇作りと、少ない予算の中で、「出来ることは自らで」をモットーに行っています。そのことで利用者からの信頼も高まっています。

・利用者からの相談や、自治活動に力を入れています。
 母子支援員による日常的な相談支援のほか、個別対応職員や心理職員による個別の相談支援が行われています。相談室や心理療法室が設置されており、心理職員によるアサーションや絵画療法なども定期的に取り入れられています。自立支援計画の6ヶ月毎の見直しの前には、利用者からの意見聴取が行われています。
 母親や、子ども達を対象とした、自治組織があり、月に一度、常会を行っています。掃除当番や自転車置き場の使い方などを話し合ったり、様々な意見や要望を聞く場にもなっています。

・レクリェーションや行事を通して、利用者間の親睦や、職員との信頼関係構築に努めています。
 納涼祭や七夕、クリスマス会等の季節行事を始め、県内外への旅行などが企画されています。毎年行われているボランティアによる「地引き網」などのふれあい交流は、子ども達に普段体験できないことを体験させたいとの思いから始まったものです。利用者の誕生日には図書券などのプレゼントが贈られています。ボランティアによる書道教室や木工教室、料理教室などが行われています。行事は、利用者の意見や要望も聞き、利用者間の親睦や、職員との信頼関係作りの場になっています。

・安全管理やプライバシー保護に配慮がなされています。
 法人において、職員倫理綱領や行動指針が制定されています。利用者の居室訪問は、必ず二人体制で行っていたり、時間帯を配慮したものになっています。DV被害の利用者も多く、外出時の鍵の預かりや、朝夕の安否確認が行われています。必要に応じて、服薬管理や危険物の預かりなども行われています。外部からの不審者対応にも、注意が払われています。

・子ども達が生き生きと遊ぶ姿が見られました。
 子ども達が、元気に遊ぶ姿や、施設長と楽しそうに会話をしている姿が見られ、集会室では、ボランティアと夏休みの宿題を熱心に作っている姿がありました。お母さんからも、若い職員は子ども達とよく遊んでくれるとの評価も得ています。
◇改善を求められる点
・施設長、職員が一体となって、利用者の要望を取り入れたわかくさ単独の中長期計画や事業計画の作成及びその実施に期待します。
 法人には中長期計画がありますが、その計画は全職員に周知されていません。また、事業所としてのわかくさ単独の中長期計画はなく、事業計画も行事計画や職務分担、処遇手順を明らかにしたもので、中長期のビジョンを踏まえた、年間事業計画にはなっていません。わかくさとしての単独の中長期計画や事業計画が全ての職員が参加する形で作られ、実施されることに期待します。
・処遇技術の標準化や共有のための研修体制の更なる充実と、施設長のリーダーシップに期待します。
 施設長はじめ職員一人ひとりは、より良い処遇を目指して日々努力している姿が見られますが、標準的な処遇方法が構築されておらず、職員は個人的、経験的な処遇技術に止まり、暗中模索の中での支援に終始している状態です。したがって、職員が処遇上の悩みを抱えたままでのこのような支援ではなく、施設長のスーパーバイザー的役割を強化し、内部研修体制を充実させ、チームで支援し、解決していくような体制が構築されるよう期待します。また、標準となるような処遇技術のマニュアルを作成することによって最低限の共通認識による処遇がなされることを期待します。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 第三者評価を受けたことで、今後の施設としての取り組みや課題が明確になると同時に、課題が多く山積みしている事を改めて思い知らされました。
 利用者とのかかわりで課題になることが、そのまま評価結果につながっており、日々の取り組みが評価されていることがよく理解できました。ご指摘にあります標準となる処遇技術に関するマニュアルを早急に作成し、最低限の共通認識による処遇が行えるよう対策を講じたいと思います。
 職員は、母と子が無事に自立することを願い、入所中も退所後も応援者でありたいと思っています。改善できるところから一つ一つ取り組むよい機会となりました。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。