とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
一般社団法人 栃木県社会福祉士会
■施設・事業所情報
名称 障害児入所施設 桜ふれあいの郷 種別 施設入所支援
代表者氏名 平石 準一 利用人数(定員) 30
所在地 〒329-1304
栃木県さくら市鍛冶ヶ澤157-6
TEL 028-682-6611
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 平成27年7月1日(契約日)~ 平成28年1月31日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1回 (今回が初回)
■総評
◇特に評価の高い点
1.理念や基本方針に基づいた利用者一人ひとりに対する支援プログラムが充実しています。
・支援プログラムは、施設や実施部門としての各課等、それぞれの部門で基本理念及び基本計画を掲げ、支援内容及び支援方法が計画されています。特に各課の計画は、支援プログラムとして、日常生活支援の内容、日課・週課としての活動支援予定、及び行事計画等、取り組み内容が表されています。
・職員の支援への関わり方は、職務分担を明らかにし、日常業務、活動計画、各管理項目とそれぞれマニュアル化し共有出来るようにしています。利用者一人ひとりに対しては、長期、短期目標を設定して半期ごとに支援内容を定めた計画があり、職員が一人ひとりに対して詳細にわたる支援ができるようにしています。
2.前向きな職員の態度が利用者の日々の暮らしを支えています。
・人員不足や建物老朽化と難しい問題を抱えるなか、現場の支援職員は表情も明るく利用者に接しています。
・利用者の生活変化や支援方法の変更に関する伝達は、回覧やミーティングでの情報に加え職員同士の話し合いで補足しています。またケアの技術を学び合う等、職員の協力関係が機能しています。
3.身辺自立を目標とした支援が実施されています。
・特別支援学校に通う為に必要な身辺自立を目標にして支援内容が設定され実施しています。
特にトイレットトレーニングや整髪、歯磨きなど身だしなみも利用者の状態に合わせて繰り返し練習できるような支援体制になっています。
・支援プログラムは、食事や排泄など生活場面で必要な支援方法が共有できる体制となっています。また、利用者の状態に合わせて個別的な対応が出来るように記載されています。
・サービス等利用計画や個別支援計画などはアセスメントも細かく行われており、日々の記録は利用者の状態を理解出来るように具体的に記載されています。
4.障害特徴や成長に合わせ、柔軟に対応ができる健康管理が行われています。
・利用者それぞれ主治医が異なりますが、主治医の細かい指示に従って、障害特徴や成長具合に合
わせ、個別支援を行っています。
・錠剤については、分配された個別ケースの底の方に飲み忘れがないよう、粒を紙に貼り付け、薬
を取り出しやすい工夫をしています。
◇改善を求められる点
1.計画立案は組織的に関わり、取り組みやすい計画化に期待します。
・事業計画は、計画の目的、事業内容、前期の実績及び効果、事業の方向性について説明がされています。さらに今後は、組織的にPDCA(計画・実施・評価・対策再計画)の管理サイクルが機能するように取り組むことや、職員・利用者等に対する計画の周知及び理解を促す取組みが行われることを期待します。特に作成した計画については、期間中に状況を把握し評価見直しをし易くするため、出来るだけ数値目標化する等の工夫を期待します。
2.利用者支援の充実を図るために、関連職種職員の意見を常に活かせる取り組みを期待します。
・支援の充実を図るために、看護師、作業療法士、管理栄養士や支援センターふれあいなど、支援課以外の他職種と意見交換を行えるように、職員会議に常時参加してもらう等の仕組み作りを期待します。
・日々の記録が支援者側の行動や観察等の記述だけでなく、利用者の思いや行動がどんなきっかけで起きているのかなどの背景観察の記録が利用され、利用者のサービスの質の向上が図れる取り組みを期待します。
・個別のコミュニケーション手段の検討等、関連職員の意見を活かし意思決定支援に関する工夫を期待します。
3.職員の事務環境及び労働環境の整備を期待します。
・建物の老朽化やスペースの狭さもありますが、支援員室の整理整頓が不十分で、古い時期に作成された書類や必要頻度の低いと思われるものも置かれた環境となっています。書類をカテゴリー化したり作成時期で分けていくことで環境整備につながるよう期待します。
・職員不足ではありますが、その中でも職員は利用者に対して丁寧な支援が行われており、職員同士での助け合う姿も見られました。職員の定着しやすい労働環境や職員が増えた時に職員一人ひとりの能力や思いに寄り添った指導・助言ができるような対応はすぐに出来るものとは思われません。意欲的に働いている職員を離職することなく定着していく為にも今から検討を始めるよう期待します。
4.利用者の意向を尊重した支援の取り組みに期待します。
・余暇やレクリエーションの内容について、本人の希望を口頭等では確認しにくいので、職員が利用者の表情や日常の様子を見ながら、希望を汲み取っています。職員不足もあり、利用者の希望を反映した余暇やレクリエーション活動が不十分となっていますが、必要に応じて社会資源を生かす(登録ボランティアの活用)よう、前向きな取り組みを組織的に検討し実践することを期待します。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回、第三者評価を受審したことで、事業を運営する上で施設が抱えている潜在的な課題が具体化されたと考えます。
特に、改善を要するとして御指摘いただいた、PDCAサイクルにおける評価及び改善に向けた取り組みが不十分である点については、事業運営全般に該当する事項であるため、具体的な数値目標の設定、評価及び進行管理の実施並びに改善策の策定等ができる体制づくりを、早急に取り組んでいきます。
また、利用者支援に当たっては、当施設に所属する様々な職種の職員が関われる体制を整備するとともに、地域の社会資源を積極的に活用することで、利用者の意向や希望に対応していきたいと考えています。
その他の指摘事項等についても真摯に受け止め、利用者支援等の一定の評価を得られた事項についてはなお一層検討を加え、サービスの質の向上を図って参ります。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。