とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
株式会社 アールピーアイ栃木
■施設・事業所情報
名称 下野市立しば保育園 種別 保育所
代表者氏名 大橋 珠恵 利用人数(定員) 48
所在地 〒329-0413
栃木県下野市駅東6-10-3
TEL 0285-44-2788
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 平成29年10月2日(契約日)~ 平成30年3月30日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1回 (今回が初回)
■総評
◇特に評価の高い点
1 小規模園として一人ひとりに寄り添う丁寧な保育が行われています。
本園は児童数48人であり、市内の公立5園の中では吉田保育園に次いで小規模な保育園です。保護者と職員の関係は親密さや信頼などが感じられ、ケガに対する保護者アンケートでは100%の高い評価となっています。
また、本園では環境構成にも力を入れており、段ボールで作った「パーティション」により落ち着いた空間を形成し、静かに読書を楽しむ「図書コーナー」が形成されたり、段ボールの仕切りと大きな段ボールでつくったお家、食器棚の再利用などにより、おままごとがさらに楽しくなったりしています。
子ども一人ひとりを理解しつつ、子どもが主体的に物事にかかわる姿を見守ることができるよう環境構成にも配慮する、丁寧な保育が行われていると感じます。

2 リスクマネジメントに真剣に取り組んでいます。
ヒヤリハットや事故報告書の記録が適切に行われているように見受けられます。園内会議等で記録の大切さについて話が行われていることが、職員の理解につながっているように感じます。
その事故等報告書をもとに、主任保育士が中心となって集計・分析を行い、事故の多い時間帯や場所などが整理されています。さらに、なぜその事故が起きたかを職員で検討し、改善策について話し合い、改善提案に対しては速やかに実践するよう努めています。
年度末には改善後の効果を確かめることとなっており、このようなリスクマネジメントへの取り組みによって、より安全・安心に保育が行われるものと思われます。

3 園内研修により職員の共通理解が深まっています。
職員アンケートの結果をみると、多くの項目で高い比率となっており、市内5園で職員評価が最も高い園となっています。その背景には園内研修があるように思われます。
今年度(4月~12月上旬)は、「障害児・支援児」、「防災関係・避難訓練」「防犯・不審者対応」、「保育方法」及び「危機管理・事故・怪我防止・ヒヤリハット」、「食育・食事・献立」などの、研修が開催されています。また、職員の自己評価チェックリストをもとに行われた園内研修(グループワーク)では、園としての課題が職員の共通理解となりました。
このように研修によって共通理解が深まっていくことで、改善に向けた取り組みも的確に、確実に実行されていくものと思われます。

◇改善を求められる点
1 保護者の理解を得るために保護者への積極な働きかけが望まれます。
保護者とは良好な関係が築かれていると思われますが、保護者アンケートで「小学校以降の子どもの生活について見通しが持てるよう、懇談会や面談の機会等を設けていますか。」や、「お子さんの発達や育児について懇談会等を開催し、保育所と保護者が共通理解を得る取組を行っていますか。」の回答は低い状況でした。
日常的なコミュニケーションは十分に図られていても、「懇談会」や「面談」など一人ひとりと改まって話をする機会が必要ではないかと思われます。
また、日常の場面においても保護者対応時、送迎時等における職員の居場所を工夫したり、少し積極的に話しかけたりすることで、より保護者の理解も深まるものと思われます。

2 地域と密な関係への展開が望まれます。
本園は理念を「子どもの最善の利益を考慮しながら、心身共に健やかに育てます。」「子どもの保護者への支援と地域の子育て家庭への支援をします。」と掲げ、「地域の子育て家庭への支援」を柱の一つにおいて、保育活動を行っています。
本園の地域の方々との活動については、年1回、児童館親子教室との交流事業があり、地域の親子と園児、職員が本園で一緒に遊ぶ活動や、勤労感謝の日に地域の方々へ感謝の気持ちを伝える手作りプレゼントを贈っています。また、ふれあい福祉運動会、敬老会に参加し、地域の方々、高齢者との交流活動を行っています。しかしこれらの活動はいずれも年1、2回の活動であり、園の持つ子育て支援の専門性を生かした活動にはなっていないのが現状です。
本園の活動の柱の一つである「地域の子育て家庭への支援」を表現し、特徴づける活動の実施が望まれます。

3 臨時職員の業績、能力を評価する何らかの人事評価制度の整備が望まれます。
本園は正規職員5名、臨時職員8名、合計13名の保育士により運営される園児数48名の本市立保育園のなかで2番目に小さな保育園です。正規職員と臨時職員の比率をみると臨時職員が62%を占め、園の運営において大きな部分を担っています。
職員の人事評価については、その実施規定、マニュアル、システムが整備され、評価者研修も行われ、着実に、また精緻に実施され、職員の配置、処遇、また育成の面に反映されています。しかし、これらの人事評価制度の対象は正規職員だけであり、臨時職員は対象外になっています。
臨時職員は半年毎の契約になっており、契約更新の際に個人面談が行われています。今後の就業継続の意向、保育士としての実績、今後の目標、自分の強み・弱みなどの自己評価の申告が行われ、職員配置等に反映されています。しかし、臨時職員といっても契約更新により雇用期間が長くなっている職員も多く、また、臨時職員が園の運営に大きな部分を担っていることから、臨時職員の実績、能力を最大限に生かすためにも、臨時職員に対する何らかの人事評価制度の整備が望まれます。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
第三者評価を受審することで、日頃の保育を振り返り、自分たちの保育姿勢を見つめなおすことができました。改善の必要な部分は園全体の課題として全職員で共通認識をもち、質の向上に向けて取り組んで参ります。多様化する保育ニーズへの対応と、子どもと保護者の信頼に応えられる、地域の中の保育園となれるよう、保育の専門性を高める努力をしていきます。自己評価による気づきと改善への取り組み、園内外の研修への積極的な参加など、自己研鑽を通して自分たちの目指す保育士像を明確にし、さらなる努力をしていきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。