とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
株式会社 アールピーアイ栃木
■施設・事業所情報
名称 トータスキッズ 種別 保育所
代表者氏名 福島 美佳 利用人数(定員) 6(5)
所在地 〒329-0529
栃木県河内郡上三川町下神主249-1
TEL 0285-51-1133
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 平成30年11月20日(契約日)~ 平成31年2月28日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1回 (今回が初回)
■総評
◇特に評価の高い点
1 子ども一人ひとりと向き合った丁寧な保育が行われています。
本園は0歳児から2歳児の子どもが6人の小規模な園であり、職員(保育士)4名が交代で保育にあたっています。0歳児から2歳児のすべての子どもの「指導計画」を作成し保育にあたるとともに、その様子は毎日一人ひとりについて「保育日誌」に記録しています。
園での活動は、6人が一緒になって保育が行われていますが、一体の活動の中でも職員は子ども一人ひとりの状況を見定め、適切に支援する様子が見受けられます。
職員の勤務体制は、早朝から夕刻まで丸一日勤務する体系に29年度から変更したことで、その日の子どもの様子を一日中見守ることができ、朝夕の送迎時の保護者との会話でも、子どもの様子をより正しく丁寧に話し伝えることができるようになったと思われます。「連絡帳」による保護者との情報交換も、すべての子ども・保護者と毎日行われています。
このような家庭との密接な連携も含めて、すべての職員が、すべての子どもと保護者を理解し、一人ひとりと向き合った丁寧な保育に取組んでいます。

2 異年齢保育による子どもの成長を大切にしています。
本園の保育方針の一つに「友達との関わりの中で、やさしい気持ちや思いやりの心を育てる。」があります。
少子化で地域や家庭で子どもが少なくなり、異なる年齢の子どもとの関わりが薄れている中、0~2歳児が一緒に保育を行う本園の異年齢保育の取組は大事なものと捉えています。
年下の子どもをいたわったり、年上の真似をして遊びのルールを覚えるなど、異年齢保育によって人との関わりやルール、役割を学んだりすることができます。中庭での遊びから帰りたがらない子どもに対して、年上の子どもたちが自然と迎えに行き、手をつないで「帰ろう」と促す場面があり、やさしい気持ち、思いやりの心を感じることができました。
職員がしっかり見守り、子ども一人ひとりの状況を適切に判断することによって、安全が確保され、それぞれの子どもが楽しく活動できることとなり、異年齢保育が生かされていることを感じました。

3 緻密な収支計画に基づきしっかりとした経営がなされています。
毎年策定する事業計画は、緻密な収支計画に基づき策定されています。本園では毎月、職員全員で採算表を作成し、それを本部の全体会議に報告します。そして全体会議では、他の施設職員を交えて経営分析がなされ、次月の採算計画が立てられています。年度の事業計画は、月別に積み上げられた採算表の分析結果をもとに、年度の重点施策が掲げられ、具体的なサービス計画、収支計画(MP)が立てられています。月々の採算表の分析に基づき、収支計画(MP)は実態に沿った、緻密で確かな計画になっています。
現在、法人は借金0で経営しているとのことでした。このような確かな経営分析、緻密な収支計画に基づいて経営がなされていることで、なるほどと理解できます。

◇改善を求められる点
1 誰もが苦情を言うことができる第三者委員等の体制の整備が必要です。
本園は少人数保育の園であり、保護者も職員もお互いに全員のことをよく知った中で保育が行われています。特に利用人数の半数の3人は従業員枠となっており、保護者と職員とは法人組織内で、よく知り得る環境にあります。
このような親密な付き合いがあるため、送迎時の会話などで気軽に相談したり意見を述べたりすることができる環境にあると思われます。しかし一方では、親密な付き合いで全員を良く知っているからこそ「誰が何を言った」かがすべてわかってしまう状況にもあります。同じ法人で働く方であれば、その後の就労環境にも影響が及ぶと考え、「話しにくい」状況があるかもしれません。
苦情解決の仕組みとして、現在は「苦情処理責任者」が明記されているのみとなっています。客観性を確保し、子どもと保護者の立場に立った苦情解決を援助する体制として、「苦情受付担当者」及び「第三者委員」を定め、その存在を保護者にしっかりと伝えていくことが必要です。

2 目指す将来像を明らかにし、中長期計画の策定が必要です。
インターネットを積極的に活用し、法人や園の情報発信、利用者とのコミュニケーションに生かしています。また、人材確保の面では、海外からの「技能実習生」の受け入れの準備を2年前から行うなど、時代の流れをいち早くキャッチし、事業に取り入れており、法人を取り巻く環境を見通した事業を展開しています。しかし、法人や本園の将来の姿、ビジョン、今後のサービスの展開方向、取り組むべき対策などをまとめた中長期計画はないのが現状です。本園が目指すべき方向に向かって確かな歩みを進めるためにも、また、各年度の事業計画がぶれない確かなものとなるよう、中長期計画の策定が求められます。

3 高度情報社会に対応した確かなリスク管理が求められます。
法人はインターネットを積極的に活用し、法人や園の情報発信、関係者の情報交流を活発に行っています。その1つに法人で働く職員の情報交流の場としてブログサイトがあります。このページへのアクセスは職員に止まらず、本園の保護者を含めた法人サービスの利用者、さらには一般の方も自由にアクセスできるようになっています。本園ではこのブログに毎日、園の活動状況をアップしており、ふんだんに写真が使われ、大変楽しく、一目で、手に取るように園の活動の様子、雰囲気を見ることができます。保護者はこのブログを毎日、楽しみにしており、大変好評です。
このようにインターネットは法人や本園にとって情報発信、情報交流の大きな役割を担うようになっています。しかし一方では、園児たちの写真情報がふんだんに使われており、大量の個人情報が発信されていることにもなります。個人情報の漏洩が大きな社会問題となったり、またネット情報に関係する事件のニュースが頻繁に報道される今日、個人情報管理意識を高め、確かなリスク管理の対策を取ることが求められています。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回第3者評価を受審したことで、園の運営、保育全般について職員全員で振り返ることができ、その中で改めて園の良さやこれからの課題が明確になりました。
より質の高い保育が展開されるよう、職員一人ひとりが様々な課題の改善に努めていきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。