■第三者評価機関名
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■施設・事業所情報
名称 |
プランテーション真岡 |
種別 |
就労継続支援A |
代表者氏名 |
中見 政男 |
定員(利用人数) |
20人(26人) |
所在地 |
〒321-4413 真岡市下大田和125-1
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TEL |
0285-81-5556 |
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■第三者評価の受審状況
評価実施期間 |
令和6年10月31日(契約日)~ 令和7年2月28日(評価結果確定日) |
受審回数(前回の受審時期) |
0回 () |
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■総評
◇特に評価の高い点 1.一人ひとりの状況に応じたきめ細やかな支援が行われています 設立から5年が経過し、職員の業務は、出勤~清掃~出荷等業務の確認と出勤した利用者の割り当て検討など、プランテーション真岡としての日々の業務の流れが確立してきたものと考えられます。利用者の業務の割り当てに際しては、利用者の一人ひとりの個性やその時々の心身の状況を踏まえて配置検討が行われており、同じ選別作業でも立って行う方と椅子に座って行う方もおり、利用者の状況を踏まえての判断がなされていることを訪問調査において実感しました。 このような利用者一人ひとりの状況に応じたきめ細やかな支援は、職員一人ひとりが利用者を理解していることが基本にあり、日々の利用者との丁寧なコミュニケーションの状況などを伺うことができました。
2.一般就労に向けての支援を行っています 一般就労を目指している利用者に対して、その利用者の同意のもと、就労時間の延長や利用者のまとめ役としての役割(リーダー)として仕事に関わっていただくような取組を行っています。このことにより、職場における人間関係の構築や仕事に対する責任感など、心身ともに成長を促し、一般就労を可能とするよう支援をしています。 一方、一般企業における就労状況等を理解するため、障がい者雇用を積極的に行っている企業の担当者に来ていただき、職員に対して障がい者雇用に関する取組等の研修を行っていただくなど、より実践に活かせるよう、職員の資質の向上にも取り組んでいます。 開設から5年が経過した事業所ですが、これまで一般就労への移行者が4名となっています。
3.職員間の緊密な連携、情報交換がきめ細やかな支援を支えています。 本事業所では、サービス管理責任者1名と生活支援員1名、職業指導員3名が、主として利用者と直接かかわる職員となっています。休みを除く全職員が、毎日朝と昼のミーティングで顔を合わせ、その日の利用者の仕事内容等について話し合っており、利用者一人ひとりの状況などの情報が、この場で直接やり取りされています。そのため、職員間の連携・情報の交換等が非常によく行われていると感じられます。 利用者一人ひとりの個性と状況に応じたきめ細やかな対応は、このような職員間の連携が基礎となって行われていると感じました。
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◇改善を求められる点 1.プランテーション真岡の柱となる理念、基本方針を掲げることが求められています。 プランテーション真岡を紹介するパンフレットやホームページ、さらには利用者が施設利用を始めるにあたり取り交わす、利用契約書、重要事項説明書にも本事業所の理念、基本方針は、残念ながら明記されていませんでした。理念、基本方針は本事業所を運営する柱となる考えであり、目指すサービスのあり方、目指す事業所の将来像を表すものです。この理念、基本方針を理解することで、利用者はこの事業所を利用しようと心が動くのであり、また、本事業所で働く職員の心を一つにするものと考えます。将来のプランテーション真岡づくりはこの理念、基本方針のもとに展開されることから、経営者・職員が一体となって熟考し、早急に理念、基本方針を掲げることが求められています。
2.目指す将来像の実現のため、中・長期ビジョン・計画の策定が求められています。 理念、基本方針のもとに将来の本事業所づくりを示す中・長期ビジョン、計画を確認することが、残念ながらできませんでした。本事業所は令和元年4月に設立され、5年が経過した事業所です。設立にあたり将来の事業展開を取りまとめた計画がありましたが、その後、計画は見直すことなく今日に至っています。本事業所が将来に向けて着実に前進するためには、その青写真が必要です。本事業所の目指す将来像を描き、その実現のために様々な戦略、方策の展開を構想する、中・長期のビジョン・計画の策定が求められています。
3.安全確保や理念の実現に向けてマニュアル・文書化への取組が求められます 本事業所は、開設から6年目の新しい事業所です。利用者一人ひとりへのきめ細やかな支援が行われていますが、職員個人の能力・努力によるところが少なくないと思われます。日常業務におけるリスクマネジメント体制、標準的な実施方法など、事業所として「安全確保」や「理念等の実現」に向けて、マニュアル等文書化への取組が求められます。
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■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
第三者評価をお願いし、その結果気持ちを新たにして取り組まなければならないと実感しました。特に「改善を求められる点」の中で理念や中・長期ビジョンの作成を怠っていたことについては、反省される部分でその日その日の行き当たりばったりの支援業務のやり方になってしまっているなと改めて考えさせられました。 |
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■第三者評価結果
別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。 |