■第三者評価機関名
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■施設・事業所情報
名称 |
那須塩原市永田保育園 |
種別 |
保育所 |
代表者氏名 |
藤田 玲子 |
利用人数(定員) |
128(120) |
所在地 |
〒329-2712 那須塩原市下永田4-1341
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TEL |
0277-36-4649 |
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■実地調査日
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■総評
◇特に評価の高い点
〇子ども一人ひとりに対応する丁寧な保育
子どもの最善の利益を第一に考え、一人ひとりの家庭環境や生活リズム・特性等を職員が十分理解したうえで、丁寧に子どもを受容し働きかけや援助が行われている。職員間で速やかに情報を共有できる体制にあり、担任以外の職員も日常的に園児に声掛けをする姿が見られ、保護者は安心して預けることができ、相談もし易いと感じている様子が窺えた。
〇子どもの社会性を育てる、中高生など地域の人々との交流
地域の「ふれあいまつり」や「産業文化祭」に毎年参加し、園児は花笠踊りや鼓隊による演奏を披露したり、絵などの作品を展示したりして喜ばれている。中高生との交流も活発であり、高校の食物科の生徒が紙芝居やゲームによる食育交流を行ったり、中学3年生の全クラスが家庭科の授業で各クラスに分かれて園児と交流したりしている。子どもの社会体験の場を広げ、社会性を育てる上で効果を上げている。
〇保護者との相互理解のもとに進める支援児保育
平成26年度のアクションプログラムの一つとして発達支援アドバイザーによる勉強会 (園内研修)を位置づけ、職員間で支援児への理解を深める為の取り組みを進めてきた。支援児が集団の中で安定して楽しく生活できる様、地域の専門機関や医療機関と連携し相談や助言を受けたりしながら、保護者との相互理解を図り、特性に応じた個別計画を立て保育に当たっている。
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◇改善を求められる点
〇短時間職員等との情報共有と共通理解
子ども一人ひとりの発達状況・保育目標・生活状況等の経過については、職員会議やケース会議の場で情報共有を図っているほか、朝のミーティングや引継ぎ等で都度、必要な情報の伝達が行われている。短時間勤務の保育士や保育補助者も増えているため、会議での確認事項や研修成果等の情報共有、日常の保育における注意事項等の正確な伝達について徹底し、共通理解を深める取り組みの強化が期待される。
〇標準的実施方法の更なる検証、内容充実
提供する保育の標準的な実施方法については、「年齢別保育ガイドライン(デイリープログラム)が市立保育園全体の副園長会議において現在作成中である。年齢毎の保育の標準的な実施方法については、保育するうえで職員が共通の認識を持って当たれるよう文書化されているが、今後は、2歳児以降の実施方法において、子どもの発達状況に応じた保育の方法や保育士の関わり方・配慮事項等に関した更なる検証が望まれる。
〇職員の危機管理意識を高めるリスクマネジメントの強化
リスク管理のためにヒヤリハットに取り組んでおり、事例については職員会議で報告され、対応が検討されている。ヒヤリハットは日々「事故災害防止点検表」に記録する仕組みであるところ、クラスごとに記録の取り方、活用状況にばらつきが見受けられた。軽微な事例でも積極的に収集・蓄積し、分析・活用することで事故防止が可能となるという認識を職員間で徹底し、職員の危機管理意識を高める取り組みが求められる。
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■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
昨今の保育士不足のため、短時間の保育士を雇用せざるをえなく、結果臨時保育士の多さとなっている我が園です。職員全体への周知がなかなか難しかったのですが、今回第三者評価を受けるにあたり、全員が評価表を読み考えることができたことは大変良かったです。今回、鮮明になった課題ですが、少しずつ改善していっています。今後もこの評価結果を活かし、園運営をしていきたいと思います。 |
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■第三者評価結果
別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。 |