とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
一般社団法人 栃木県社会福祉士会
■施設・事業所情報
名称 宝木保育園 種別 保育所
代表者氏名 岩崎 節子 利用人数(定員) 165(160)
所在地 〒320-0072
栃木県宇都宮市若草2丁目3番31号
TEL 028-622-1233
■実地調査日
平成27年11月17日(火)
■総評
◇特に評価の高い点

【新しい園舎は、動線に配慮された、使いやすい建物です。】
園庭の中心にある大きな桜の木を囲うようにL字型に建てられた園舎は、屋根付きの大きなテラスが付いていて、登園降園時、雨の日でも、濡れることなくスムーズに送迎が行えます。また、テラスを使って、食事や保育を行い、保育内容に変化を持たせています。木材を多用した園舎は、屋根が高く、窓や扉に強化プラスチックを使い、採光や通風に配慮がなされています。乳児室及び遊戯室には、床暖房が設置され、調乳室や沐浴室はふたつある保育室の真ん中にあり、またトイレは、0,1歳どちらのクラスからも入ることができ使いやすくなっています。
調理室の窓は子ども達の目線の高さにあり、調理している様子を見ることが出来ます。配膳棚は、一部冷蔵棚になっており、衛生面での配慮もなされています。子ども達の外部との出入り口を一カ所にし、不審者対策や安全面の配慮がなされ、災害時もすぐに園庭に避難できる造りになっています。

【子ども達一人ひとりを大切に、子ども達の自主性や社会性を育てる保育が行われています。】
園長は、登園降園時の子どもや保護者の様子が分かる所に事務机を置き、登園する子ども達一人ひとりに声かけをしています。園長をはじめ、保育士は自分の担当クラスだけでなく他のクラスの子ども達の顔と名前を覚えており、担当以外の保護者からの相談にも気軽に応じています。
出来ることは自分でやれるよう急がせない待つ保育が行われています。幼児組は日直や給食当番があり、人のために役立つことや、責任感を学んでいます。異年齢児の交流保育や、ろう学校の幼稚部との定期的な交流で、思いやりの気持ちや障がいへの理解も自然な形で身についています。
知育や情緒面では、月に一回専任講師を招き、リトミック、英語、体操教室を実施しています。子ども達も楽しみにしており、保育士も実践や研修を通してこれらの技術を学ぶ良い機会になっています。
アレルギーのある子には、アレルギー除去食を提供し、障がいのある子には保育園全体で共有理解を深めています。また、虫除けスプレーなどもその子にあったものを家庭で用意してもらい使用しています。一人ひとりの状態や個性を大切にした保育が行われています。

【地域の多様な福祉ニーズに応え、地域に根ざした子育て支援の拠点を目指しています。】
発達支援児保育、延長保育、休日保育、一時保育など、様々な保育ニーズに対応した保育が行われています。地域子育て支援拠点事業として「子育てサロン宝木」を開設し、地域の子育てに悩む保護者からの相談や息抜きの場を提供しています。また、平日や土曜日に園庭を開放しています。卒園児との交流やお年寄りとの交流も定期的に実施しています。ろう学校との交流もその一つです。
子ども達は、地域の文化祭や催事に参加したり、地域探検活動として近隣を見学し、天気の良い日は近所を散歩するなどして地域との交流を深めています。     
保育士養成施設としての自覚を持ち、保育実習生を積極的に受入れるほか、職場体験学習など中高生も受入れています。シルバー大学の実習生を受入れ、卒業生が保育園の本の貸し出しボランティアや行事に参加しています。また読み聞かせボランティアの受入れなど、ボランティアの交流も盛んです。
ホームページを開設し、保育園の活動内容がだれにでも見られるよう地域に向け情報を発信しています。

【園長を中心に明るく働きやすい職場環境作りに努めています。】
園長は各クラスに入り、保育内容やクラス運営に関する指導や助言を行っています。園長や園長補佐が相談窓口となって、職員の悩みや相談に応じています。園長は「出来ることはすぐに実行する」をモットーに、職員から意見や提案を聞き、改善や要望に答えています。親睦会を定期的に行い、法人とのパイプ役になるなど、職場環境の改善にも努めています。職員からも、相談しやすい、要望を取り入れてくれる上司として、信頼を得ています。職員間のチームワークも良く、正職員嘱託職員共に、働きやすい楽しい職場との声があります。保護者アンケートからも、元気で明るい職員、相談しやすい職員との評があります。
◇改善を求められる点

【全ての職員の意識の共有化が出来るような、マニュアル化や文章化、内部研修の充実を期待します。】
 職員会議、主任会議、クラス会議、給食会議など各種会議の体制は整備され、研修体制も整っています。また、研修の復命や回覧体制も整備されています。
 今回の第三者評価の自己評価の結果から、職員の意識に温度差が感じられます。保育実践や子ども達のことに対してはとても熱心にとり組まれていますが、法人本部や制度運営についての理解は十分でないようです。法人の中長期計画や事業計画は、職員会議で年度当初に園長から説明があり、書類は回覧されていますが、中長期計画や事業計画そのものは職員に配布はされておらず、職員間で内容を深める作業も十分行われていません。また各種マニュアルは整備されていますが、不十分なものも有り組織的な定期的な見直しも行われていません。園長は自らの思いを文章化することにより、内容を職員に伝えると共に、内部研修などで課題を決め、職員間で話し合いを深め、共通の理解認識が得られるような実践を期待します。

【記録や書類の分類や体系化を工夫し、職員誰もが分かり易く、共有できるような書類の保管の方法を期待します。】
記録や各種書類は、ファイル化されてきちんと保管されていますが、法人の中長期計画や事業計画などの存在を認識していない職員もおり、法人の倫理綱領なども全体での共有には至っていません、また園長の自己評価からも「遵守すべき法令の把握とリスト化を深める必要がある。」とあります。電子化も含め、分類や体系化の方法を工夫し、誰もが気軽に分かり易く、書類を閲覧できるような取り組みに期待します。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 宝木保育園では、今回初めて第三者評価を受審いたしました。今年度から施行された子ども子育て支援新制度を踏まえ、多様化する保育ニーズに応えていくためには何が必要か、園児や保護者にとってのより良い保育とは何か、また、幼児期の基礎を培う保育園のあり方等について、改めて考える機会となりました。
 評価を認めていただいた点については、職員の喜びや意欲にも繋がったと思われます。保育に携わる者として、さらに人間性や専門性を深めていけるよう努めて参ります。
 評価調査者の方々からいただいた御意見により、自分たちでは気づけない課題についても見直しや振り返りを行うことができました。速やかに改善に取り組み、質の向上に繋げていくことで、求められる保育園としての機能を発揮できるよう邁進していきたいと考えます。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。