とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
一般社団法人 栃木県社会福祉士会
■施設・事業所情報
名称 清風園生活支援施設(生活介護) 種別 生活介護
代表者氏名 君嶋 宗一 利用人数(定員) 53
所在地 〒329-1334
栃木県さくら市押上1714番地
TEL 028-682-1761
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 平成27年7月1日(契約日)~ 平成28年1月31日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1回 (今回が初回)
■総評
◇特に評価の高い点
1. 職員一人ひとりの目的意識がしっかりしています。
職員アンケートや面談の結果から、ほとんどの職種で、自分たちが誰のために何をしようとしているかの目的意識がしっかりしていることが確認されます。今後ともその意識の高さを維持し、より質の高い支援を目指してください。
2.利用者と職員の関係が良好です。
利用者と職員のアンケートや面談の結果、日課スケジュールの変更などをはじめ、生活全般にわたって、事の大小にかかわらずお互いに相談しやすい関係が出来ています。このことは利用者の毎日が楽しく安定する要素としてとても大切なことです。今後とも良好な関係が続くよう、たゆまぬ努力を続けてください。
3. 老朽化した施設の改築事業が進められており、平成28年3月に新施設での事業が開始されます。
施設の改築にあたり、生活面積が大きくなり、利用者がゆったりとした環境で作業できるようになります。入居棟も、今までは多床室が基本でしたが、今回の改築にあたり、入居者の希望を取り入れて個室及び二人部屋となり、居住環境も大きく改善されます。改築によって居住環境と居住環境が改善され、利用者の生活がより自立したものになり、日々の生活がより快適になることが期待されます。
◇改善を求められる点
1. 職種間や職員階層間の相互理解にさらなる努力を。
「特に評価の高い点1.」で記したように、職員一人ひとりの目的意識には高いものがあります。しかし、その目的意識がそれぞれの職種間や職員階層間において空転しています。それぞれはそれぞれにしっかりと自分の職責を果たそうとしているのですが、「ほかの職種や職員階層の人に自分の仕事の現状をわかってもらえていない」という疎外感がそれぞれにあるようです。お互いに足を踏み入れ、「理解しようとする努力」ももちろん必要ですが、お互いに「理解してもらおうとする努力」に欠けている点が見られます。それぞれが事前に「理解してもらおうとする事柄」をきちんと分析して明らかにしておくとともに、働きかけを待つのではなく、積極的に「その事柄を理解してもらおうとする努力」をすることがお互いに必要です。なぜ理解してもらえないのか、どこに問題があるのか、理解してもらうためにはどうすればよいのかを、他人任せではなく、自らの努力によって、解決してほしいと思います。
2. 地域福祉への貢献に施設の持つ資源を大いに活用して下さい。
地域との交流をはじめ地域福祉に対する貢献が十分ではありません。施設は人的資源も含めてハードとソフト両面で十分な資源を持っています。それらの人的資源やソフト的資源を活かし、障がいとは何か?人間とは何か?人権という観点からも障がいに対する理解を積極的に周知・啓発する責務があります。地域の社会資源との交流や民力への啓発に、施設としての福祉力を発揮してください。
3. 人員の確保と定着について検討し、努力して下さい。
看護師をはじめとする人員不足が現場からの悲鳴として聞かれています。今は、現場職員の工夫と努力で何とか持ち堪えているようです。人員の確保は管理者及び経営者としての責務です。このような状態を招いている要因としては、利用者の高齢化や障がいの重度化、また、重複障がい者の利用の増加等、障がい福祉分野での課題そのものがあるでしょう。また、職員の低い定着率の問題も障がい福祉分野での共通した課題です。二つとも困難な課題ではありますが、利用者のためにも、そして職員に、より良い職場環境を提供するためにも、なぜ職員が定着しないのか、勤務形態や支援方法に問題はないのかなどを見直し、人員の確保と定着促進に向けて検討し、利用者にも職員にも、ともに優しい施設を作ってほしいと思います。
4. トイレと浴室において、使用時の快適さの向上とプライバシーの確保を進めてください。
トイレと浴室は旧い施設のため、構造的に快適とはいえません。排泄に関しては失禁処理のための「個室」がないことや、利用者個々の排泄介助マニュアルが整っていないことなどの問題もあり、快適さと清潔さは職員の介護力と清掃力に大きく依存しています。それ故、職員個々の技量の差が直接利用者の満足度の差になって表れています。
男性の一般浴槽にスロープがないことも障がい者施設として構造的な欠陥の一つといえます。また、大きな一つの部屋の中にリフト浴とミスト浴の二種類の浴槽が併置されており、それぞれの間には仕切りがなく、しかも、数人ずつの入浴なので、入浴者のプライバシーが確保されているとはいえません。
トイレと浴室の使用時の快適さの向上とプライバシーの確保は、日々の暮らしの快適さにつながるとともに人権の問題にもつながります。現在の現場職員の工夫と技量に頼る支援から脱却するためにも、鋭意、改善を望みます。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回、第三者評価を受審したことで、施設としての課題が明確になると同時に、取り組むべき課題が山積していることを改めて感じました。
 改善すべき事項として大きく4点が指摘され、次のとおり取り組んでいきます。
 まず1点目の「職種間や職員階層間の相互理解にさらなる努力をすること」については、事業運営上の基本的な事項であり、職員間の意思疎通が不十分であるという指摘を重く受け止め、コミュニケーションの重要性を再確認し、お互いが意見を言いやすい職場づくりに努めて参ります。
 2点目の「地域福祉への貢献に施設の持つ資源を大いに活用すること」については、従来の方法を踏襲するだけでなく、自分たちの持つ人的、物的資源を活用し、施設から地域へ情報発信していくという視点で考え、計画、実行して参ります。
 3点目の「人員の確保と定着について検討し、努力すること」については、引き続き人員の確保に努めるとともに、職場環境の改善など職員の離職防止に向けた取組に重点を置き、実施して参ります。
 最後に、「トイレと浴室において、使用時の快適さの向上とプライバシーの確保を進めること」については、施設建替整備により物理的な問題が解消し、利便性、快適性が向上する部分もありますので、安全面にも十分配慮しながら進めて参ります。
 当施設は建替整備中でありますが、ハード面だけでなくソフト面でも新しい施設に生まれ変われるよう、受審結果を真摯に受け止め、サービスの質の向上に活かしていきたいと考えています。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。