とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 アスク
■施設・事業所情報
名称 栃木市いまいずみ保育園 種別 保育所
代表者氏名 市川 恵美子 利用人数(定員) 111(120)
所在地 〒328-0027
栃木県栃木市今泉町2-2-1
TEL 0282-22-1022
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 平成28年6月16日(契約日)~ 平成28年12月27日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2回 (平成24年度)
■総評
◇特に評価の高い点
○充実した子どもの健康管理体制
 子どもの健康管理は「年間保健計画」や健康管理に関するマニュアルに基づき行われている。毎朝子どもの健康状態を保護者から聞き取って記録し、全職員への周知を図って日々の保育に活かしている。また、子どもの既往症や予防接種状況等について、常に保護者から情報を得るよう努めて免疫取得の有無を健康記録表に記載し、年齢に応じた予防接種を保護者に勧めている。看護師が配置されていて、毎朝クラスを巡回して全園児の健康状態を把握し、子どもへの与薬などを行い看護日誌に記録している。年2回の健康診断・歯科健診の結果を保護者や職員に伝達すると共に、児童票の「健康診断表」に記載し日々の保育に反映している。

○保育所選択に関する情報提供と詳細な説明と同意
 市の広報やホームページに入園申し込みや施設見学等の情報を掲載し、入園希望の保護者を対象に見学会を実施して概要説明や施設案内を行い、詳細にわたりていねいに説明している。また、申込期間中は随時見学に応じるなど、保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。入園前に一日入園の機会を設け、入園のしおりに基づいて詳細に説明を行っており、希望する保護者に対しては、「保育所入所前体験保育」も実施している。入園に際しては、運営や保育内容等が書かれた重要事項説明書についても説明し、確認の上保護者から同意書をもらっている。特に配慮が必要な子どもの場合は、個別に保育内容やクラス担任等の説明・確認も行っている。

○保育の質の維持・向上に向けた園長のリーダーシップ
園長は朝夕の保育現場の観察や園内の見回りを行っているほか、毎週保育日誌をチェックし、必要に応じて現場の保育状況を確認してアドバイスや指導を行っている。またクラス会議の意見や自己評価等の結果から園内研修を工夫するなど、保育の質の向上に向けて指導力を発揮している。園長は育休取得による代替職員の確保や延長保育のローテーションのやりくり等に職員と意見交換し、市保育課に相談して人員を採用するなど、職員が働きやすい環境を整備しており、職員アンケートからも日常的な職員間の連携が図られていることが窺える。

◇改善を求められる点
○保育の標準的な実施方法の明文化と見直しの仕組みの確立
 提供する保育について、延長保育における援助や配慮事項・朝の視診や保育中の健康観察と異常時の対応手順等があるが、保育全般にわたって標準的な実施方法が作成されているとは言えない。今後は、保育理念や方針に基づき、子どもの発達に沿って行われる保育の方法、保育士の関わり、配慮事項等、基本的な事柄について示した標準的な実施方法を文書化し、職員が共通の認識を持って保育に当たれるような取り組みが求められる。また、標準的な実施方法が文書化された後には、子どもが必要としている保育内容の変化や新たな知識・技術等の導入を踏まえ、定期的に現状を検証し必要な見直しを行う仕組みを確立することが期待される。

○地域の福祉向上のための取り組み
 子育て相談窓口を設けているが地域住民からの相談はほとんどなく、地域住民を対象とした他の支援事業も行われていない。子育て相談については地域にさらに周知を図るとともに、保育所としての専門性や特性を生かした取り組みを行うことが期待される。また、園としてより身近な福祉ニーズを把握することも必要であり、今後は地域に密着した生活課題や福祉課題の把握に努め、市保育課と連携を図りながらニーズに応じた活動や事業を取り入れるなど、地域の福祉向上に向けた取り組みを推進していくことが望まれる。

○職員の教育・研修の機会の確保
園内研修では、保育手帳の読み合わせや和太鼓実技習得のほか、「事例でみる園の防災危機管理」等の記事の回覧を実施し「園内研修記録」に感想・反省を記入している。外部研修については、全職員に事前に回覧して参加を促していて、研修に参加した職員が復命書等で他の職員に伝えている。しかし、臨時職員については外部研修等に参加する機会が少ないので、今後機会を増やすとともに、内部研修に短時間勤務の職員への伝達教育を取り入れるなど、臨時職員の学習する機会を増やす取り組みが期待される。また、年間の職員の研修受講履歴だけでなく、職員一人ひとりの研修履歴記録を作成して、次年度以降の職員一人ひとりの研修計画立案に生かしていくことが望まれる。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
保育理念、保育方針、保育目標を読み返し、保育指針のもとに保育の質を向上させようと努めてまいりました。マニュアルの見直しをしながら、安全管理を重視し、園内の見回り等をしてきました。職員研修や保護者との連携等も園内学習を含めて進めてきました。
今回の第三者評価の保護者アンケート、職員アンケートの中で、まだまだ不十分なところがたくさん見つかりました。改めて園長としての重責を感じるとともに反省も致しました。厳しい意見に耳を傾け、できるところから改善していきたいと考えております。中でも、職員の雰囲気の良さや園児や保護者への対応についてよいイメージを持っている方が多かったのでありがたいことだと感じました。良いところは今後も続けていきたいと思います。
改善すべきところは施設の状況ですが、できるところはすぐに取り組み、市の保育課や関連機関等に相談しながら進めてまいりたいと思います。
今後、保育の標準的な実施方法を文書化していないので、園内で、または、栃木市としての実施方法について、早いうちに取り組んでいきたいと思います。「保育サービスの質の向上」に向けては、職員研修を強化しながら、より良い保育を目指して保護者との連携を密にしながら地域に貢献できるように考えてまいりたいと思います。
このたび、第三者評価を受ける機会を与えていただき、職員で一つのことに協力して取り組んでいく大切さを改めて知るとともに、難しさも多く感じました。こども達が健やかに育つためにできることを今、すぐにやれることから始めていきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。