とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 アスク
■施設・事業所情報
名称 やすらぎの里シエスタ 種別 特別養護老人ホーム
代表者氏名 伊藤清幸 利用人数(定員) 30
所在地 〒324-0016
栃木県大田原市北大和久1-3
TEL 0287-47-7030
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 平成28年8月1日
(契約日)~ 平成29年2月15日
(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1回 (今回が初回)
■総評
◇特に評価の高い点
●ユニットごとに工夫を凝らした暮らしの支援
ユニット型特養の特徴を「ユニットそれぞれに特色のある暮らし」ととらえ、個別支援や安心の暮らし、自立支援等を盛り込んだ各ユニットの年度目標をつくって独自の取り組みを行っている。しつらえや装飾、読書や談話コーナーを設けるなどのニーズに応じた共有スペースに工夫を凝らしている。初詣や花見、鮎狩り、紅葉狩り、外食、買い物などの外出をユニット単位で実施し、利用者の希望に応じた個別の外出も行って、各ユニットで利用者それぞれの想いに寄り添った暮らしを支援している。また、ユニットごとの行事には家族も参加し、花見には弁当を持参して利用者とともに食べてもらい、面会に来た家族も一緒にレクリエーションに参加してもらうなど、利用者にとってシエスタの暮らしが楽しくなるよう努めている。

●利用者家族との連携によるサービスや事業運営の改善
多くの利用者について家族の面会頻度が高いが、面会の少ない家族には、役所からの通知状など利用者へ届く郵便物を取りに来てもらったり、介護計画への同意のサインをもらうための来所を促したりして、利用者と家族との関係が途切れないように配慮している。面会の際には施設で撮った写真などを見せ、また、敬老会では施設の生活を撮影したDVDを上映して、利用者の様子や暮らしぶりを知らせてユニットケアへの理解を図っている。また、家族アンケートを実施するととともに、家族が来所したときには施設に対する意見や要望、苦情を聞き取り、利用者の支援や事業運営の改善に役立てている。

●PDCAに基づく福祉サービスの質の向上に向けた組織的な取り組み
第三者評価制度を活用した福祉サービスの質の向上の組織的な取り組みを進めている。月1回の運営委員会が品質管理に係わる基幹会議として位置づけられ、PDCAサイクルに基づく福祉サービスの質の向上に関する組織的な取り組みが実施されている。業務ごとに課題を抽出して必要な予防措置を明確化し、不適合な事態が生じた場合には是正措置を行うことになっている。現場レベルでは、リーダー会議や職員会議等で確認事項の周知徹底を図るとともに、年1回の家族アンケートで寄せられた意見について話し合い、業務改善に活かしている。
◇改善を求められる点
●階層別研修や習熟度に配慮した個別的なOJTの強化
 サービス提供マニュアルやユニットごとの業務分担表を作成してサービスの標準化に取り組んでいるものの、経験のある職員と新人職員との間で習熟度に大きな差もあり、支援内容にバラつきがみられた。意欲のある若者がいれば福祉関係の知識や経験が乏しくとも採用し、基礎から教育する必要があるため、人材の育成に時間がかかることが課題となっている。今後は、階層別研修の機会を十分に確保するとともに、習熟度に配慮した個別的なOJTを適切に行うことにより、個々の職員の知識の取得状況や技術水準に応じた教育・研修の強化が求められる。

●利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションの充実
各会議において言葉遣いや接遇マナーを議題にあげて話し合い、普段から注意し合える職場環境をめざしている。難聴や失語症の人には、大きな声や筆談、ジェスチャーなどでコミュニケーションを図るなどの取り組みを行っているものの、一方では利用者に無言で援助をしている職員の姿が一部見受けられ、利用者面接調査では話しやすい職員とそうではない職員がいると回答した利用者もいる。職員全員がどのような時どのような利用者であっても、気持ちを推し量って受容的な態度で接し、一人ひとりに応じたコミュニケーションを工夫して、利用者が安心し落ち着いた生活が送れるよう、信頼関係を築くことを期待したい。

●地域の福祉ニーズの把握とそれに応じた地域貢献事業の実施
 施設全体としては、特養2つと通所介護、短期入所介護、居宅介護支援、訪問介護の各事業があり、互いに連携して高齢者介護の拠点となる役割を果たし信頼を得ている。しかし、施設が田園地帯にあり市民が気軽に立ち寄る立地環境ではないため、開設時に多目的ホールが整備されて地域住民の会合などに利用されているもののその機会は多くない。今後は法人の社会貢献の一環として、例えば配食サービスや多目的ホールを利用したサロンの運営など、入所利用以外の地域の福祉ニーズを把握し、取り組めるものはないか検討することが望まれる。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
入居者の立場に立った細やかな視点で評価して頂き、やすらぎの里シエスタの今後の課題を明確化することができました。評価の高い点においては、今後も継続していき且つ新たな入居者様やご家族のニーズを探り具現化していきます。また、改善の求められる、個別的なOJTの強化・利用者一人一人に応じたコミュニケーションの充実・地域の福祉ニーズの把握と地域貢献事業の実施においては、積極的に改善にむけて取り組んでいきたいと思います。さらに、従来型(やすらぎの里・大田原)と連携しながら特養全体で質の向上に努めていきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。