とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
合同会社福祉経営情報サービス
■施設・事業所情報
名称 とようら保育園 種別 保育所
代表者氏名 秋間瑞帆 利用人数(定員) 107(120)
所在地 〒322-0013
栃木県那須塩原市鍋掛1088-182
TEL 0287-62-2222
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 平成30年6月1日(契約日)~ 平成30年10月2日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2回 (平成24年度)
■総評
◇特に評価の高い点
○安全・安心で楽しい食事・食育を保育の現場と調理室が協力して創りだしている

それぞれの年齢に応じ食べやすい工夫をして食事を提供している。使用するお米は近隣の農家から提供してもらい、パンは焼きたてで保存料なし、無添加のものをパン屋さんから取り寄せている。また、冷凍食品を使わず全部手作りで提供し、おやつも手作りのものを提供している。食育では野菜の栽培をして育てる楽しみを子どもたちが感じられる活動を計画的に行なっている。また、クッキングやバイキング形式の行事食など、食を楽しみ、楽しく食べる食事・食育が提供されている。
園の食事を検討する給食会議にはクラス担任が参加して現場の意見を伝え、保育の現場には厨房の様子を伝えたり、切り方の工夫、ひと手間などを伝えることで、子どもたちに作る人の愛情も一緒に提供できるような工夫がされている。厨房と保育の現場が相互に協力して、子どもたちがさまざまな味を知ったり、いろいろな食感にふれたり、慣れていけるように取り組んでおり、その連携がとてもよい。

○動線が考慮され、使いやすく新しい園舎でICTを活用した先駆的な管理がされている
 
新しい園舎は2016年に県の建築士事務所協会会長賞や同年のキッズデザイン賞を受賞した建物である。ホールを中心にして各保育室が配置されており、ホールは様々な活用ができるように考慮された設計がされている。また、シンプルな動線や子ども目線の窓の配置など、各所に子どもに配慮した工夫がある。広々とした園庭や遊具も、子どもたちが年齢に応じて好きな遊びを楽しんだり、思う存分体を動かして遊ぶことができる環境となっている。
運営面では一人ひとりの子どもと各家庭にICタグを持たせて登降園や延長保育料の計算、出入り口の開錠等の管理をしている。このシステムは法人で13年前から導入しているICT化の先駆的事例であり、現在は那須塩原市内にある全公立保育園で延長保育の算出に使用されているものである。システムの活用により事務業務の軽減のほか、例えば給食室では登園していない子どもをリアルタイムで把握できるため、当日の給食数の無駄を生じさせない等の運営上のメリットがあり、また、送迎者がタグを持つことで受け渡し時の高い安全性が確保されている。

○防犯や防災、事故予防等のリスクに対する備えを徹底して、安全性を高めている

保護者(送迎者)と登録した顔写真を照合するシステムにより、保護者以外の人が迎えにきた時のチェックが厳重になされている。また、防犯や地震、火災、警報発令その他災害時における様々な場面を想定した対応行動がマニュアル化され、読み合わせ等の実施により、どのような状況であっても災害時の対応行動が迅速に行えるよう取り組んでいる。ヒヤリハットについては件数としては少ないものの、危険予知の視点での気づきが報告されており、リスクに対する意識を高くもった対応がされている。
○衛生管理や子どもの体調管理を徹底し、保護者が安心できる保育環境を整えている

園内の衛生管理では室内・備品などの清掃徹底や、汚物処理等の手順と方法の明確化、処理作業時の手袋着用の徹底等がされている。また、保育園で使用するエプロンやお手拭きは使用後に園で洗い、乾燥機にかけて衛生的に使用できるようにしている。年度当初に各家庭で必要な枚数を用意してもらい、それを年間使用しており、家庭の負担も軽減している。汚れ物のオムツも衛生面や保護者の負担を考慮して園で処分している。
健康管理では、個々の状態を丁寧に記録している。保育室では子どもたちの表情を見たり、実際に体に触れてみて汗をかいていないか、体が冷えていないかを意識的に確認することに取り組み、子どもたちの変化に早期に気づけるよう気を配っている。室温管理も同様で気温計、湿度計の確認に加え実際の子どもたちの様子を確かめることを丁寧に行っている。急な体調変化時のマニュアル等も詳細であり、保護者の安心につながる取組となっている。

◇改善を求められる点
○中長期事業計画の明確化および年度事業計画の理解促進に向けた取組

中長期の事業計画を反映した単年度の事業計画を策定している。中長期計画は比較的丁寧なプロセスを踏んで策定されており、また、事業計画は職員の意見を集約し実行可能な計画が具体的に策定され職員に周知されている。ただし、中長期計画では目標の定量化や達成状況の明確化等の点で改善の余地もある。また、年度の事業計画は職員が十分理解し組織的に取り組む事が重要であるが、この項目に関する今回の職員自己評価の結果が低いことを踏まえ、職員の一層の理解に向けた今後の改善を期待する。

○保育室の環境整備
保育室は各年齢児で玩具やコーナー設定、落ち着いて過ごせるスペースの工夫等がされており、乳児クラスでは急がせない優しい声かけがされ、幼児クラスでは当番活動や遊び、制作の中で自主性が発揮できるような保育が実践されている。
園では読み聞かせなどにも力を入れており、今週の読み聞かせの本を紹介し、ホールの本は手に取りやすく綺麗に整理されている。この取り組みが園全体の取り組みとして各クラスにも定着し、子どもが選んで主体的に興味を深めていけると、さらに子どもの世界も広がってゆくものと思われた。
また、園として安全確保策を徹底しているため、例えば、保育室内の荷物の置き場などにも細かな注意を払ってゆく事で、日常の保育の中での安全性を一層高めて行けるものと考えられる。その点の徹底も今後注意して実行してゆく事を期待したい。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
平成28年4月に社会福祉法人那須若葉会とようら保育園として開園し、3年目になりました。この度第三者評価を受け、日頃取り組んでいる保育内容や運営全般について多角的に保育所全般を見直す良い機会となりました。今回の結果を受け、法人の理念に基づき明らかになった成果や問題点等を職員及び法人全体で共有し、より一層質の高い保育サービスの実践のために職員一丸となって課題に取り組んでいきたいと思います。これからも保護者の皆様、地域の皆様のご意見やご理解、ご協力を得ながら子どもの育ちを大切にした保育を行って参りたいと考えております。保護者の皆様におかれましてはアンケート調査にご協力頂き、誠にありがとうございました。

                                      社会福祉法人那須若葉会
                                      とようら保育園
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。