■第三者評価機関名
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■施設・事業所情報
名称 |
高根沢町にじいろ保育園 |
種別 |
保育所 |
代表者氏名 |
竹澤 伸一 |
利用人数(定員) |
93(100) |
所在地 |
〒329-1217 栃木県塩谷郡高根沢町大字太田625番地3
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TEL |
028-676-1945 |
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■第三者評価の受審状況
評価実施期間 |
平成30年7月2日(契約日)~ 平成30年12月3日(評価結果確定日) |
受審回数(前回の受審時期) |
1回 (今回が初回) |
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■総評
◇特に評価の高い点 1. 地域社会との交流活動が活発に行われている。 運動会等の園行事に地域の高齢者を招き園児との出会いと触れ合いの場を設けたり、町で行われる行事の一万燈祭やたんたん祭りに参加し、お神輿を年中・年長組の園児が担いだりし、園児が地域の行事を楽しむなど、地域との交流が盛んに行われている。また、併設している「子育て支援センターれんげそう」と連携し、運動会やお遊戯会等の園行事に支援センターの利用者が参加したり、平日に園庭を開放したりして園児と利用者との交流を図り、地域貢献に資している。
2. 常勤看護師による健康管理がなされている。 看護師が常勤しており、各クラスを1日3回巡回して一人ひとりの健康状態を観察して園児の状態に応じて対応するなど健康管理をし、また、保護者から預かった薬を管理して直接園児に与薬している。毎月保健だよりで季節毎の注意事項や感染症の発生状況を知らせるなど保護者に保健に関する適切な情報を提供している。
3. 子どもが心地よく健康に過ごすことのできる環境を整備している。 保育園は恵まれた自然環境の中にあり、園児たちが元気に走りまわることのできる広い園庭で過ごしている。室内は、床暖房、空気清浄器の設置や二酸化塩素発生剤の設置による空間除菌を行うなど、子どもが清潔に心地よく過ごせるための環境整備がなされている。健康診断・歯科健診において当日欠席した場合でも、その後の受診に向けての仕組みが構築されており、全園児が必ず受診できる体制になっている。
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◇改善を求められる点 1. 子どもの事故を未然に防ぐために駐車場を確保することに期待したい。 送迎時の駐車場がないため道路が混み合い、子どもの事故の危険性がある。保護者アンケートでは駐車場設置の要望等が出ており、それらの結果を職員会議で共有しているが、園全体としての計画的な取組には繋がっていない。公立保育園として内部で協議しているが、引き続き検討協議して、駐車場を確保することに期待したい。
2. 子どもの更なる安心・安全確保のための取組に期待したい。 軽微な事故1件の背景には30件のヒヤリハットがあると言われている(ハインリッヒの法則)。今年度2件の事故の報告がなされているのにヒヤリハットの報告が全くなかったのは、職員のヒヤリハットに関する認識が不足しているためと考えられる。事故の要因分析や事故防止のためにもヒヤリハットの認識と周知に期待したい。また、園は洪水ハザードマップで冠水地域に入っており、職員から河川氾濫危険時の避難訓練で避難場所と避難路の問題点が指摘されており、行政機関とも相談するなど早急の対応を期待したい。
3. 障害のある子どもの個別指導計画を作成し、園全体での共通理解を深める取組に期待したい。 障害のある子どもについては個人経過記録を作成しているが、個別指導計画が作成されていない。今後、個別指導計画を作成し、子どもの状態の把握、成長への取り組み方、支援の仕方等、園全体での共通理解を深め支援するためのケース会議開催等の取組に期待したい。
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■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
第三者評価を受審し、職員が改めて共通の認識と理解を深めることができた良い機会でありました。今回の評価結果は職員間で共有を図るとともに園として良い評価をうけた部分は今後も継続し、さらに保育の充実に努めていければと考えています。また、指摘を受けた改善面については、保育に携わる職員一人ひとり、さらには園全体として意識して取り組めるような改善に努めていきたいと思います。駐車場といったハード面の解消は難しい問題ではありますが、今後も継続して検討していきたいと思います。最後に、今後も自己評価を通して課題の把握と改善に取り組み、子どもの最善の利益を第一に考えた保育、保護者からも信頼され地域に愛される保育園を目指していきたいと思います。 |
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■第三者評価結果
別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。 |