とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 アスク
■施設・事業所情報
名称 那須塩原市さきたま保育園 種別 保育所
代表者氏名 谷口 悦子 定員(利用人数) 120
所在地 〒325-0033
栃木県那須塩原市埼玉100番地
TEL 0287-63-7153
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和元年10月16日(契約日)~ 令和2年2月27日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2回 (平成27年度)
■総評
◇特に評価の高い点
(1)子どもが主体的に活動できる環境の整備
出来るだけ戸外活動を取り入れ、固定遊具のほかいろいろな遊具を用意し、子どもが体を動かして思い思いの遊びができるような環境を整えており、保育士は遊びの輪に入ったり、見守ったりして遊びが発展するよう援助している。室内では、なるべく広いスペースを取り子どもが遊び込めるよう心掛け、リクエストに応じておもちゃを用意している。運動会や発表会での集団遊び・歌・劇遊び等の経験をした後、子ども同士で声をかけ合いながら遊べるようになったり、子どもからのヒントを一部に取り入れた活動を楽しんだりしている。

(2)園内研修の計画的な実施、職員一人ひとりの教育・研修機会の確保年度ごとに職員研修年間計画を策定するとともに、「園内研修年間スケジュール」表を作成し、「防災教育・危機管理」「衛生管理(感染症対策)」「アレルギー」「保育研究」「支援児保育」など項目別に、月ごとの計画を立てて園内研修を実施している。園内研修には、用務、調理担当の職員も参加させており、早番・遅番対応の短時間勤務職員も第三者評価の学習会に参加させるなど、職員一人ひとりについて、教育・研修機会を確保できるよう工夫している。

(3)全職員で取り組むアクションプログラムに基づく保育の質の向上に向けた取組保育の質の向上のためのアクションプログラムについて、年度当初に設定した重点項目について職員全員が年度末に保育実践を振り返り、一人ひとりが次年度の目標を文章にまとめ、全体で集約して次年度の計画を策定している。また、各クラスの年度の反省をまとめ、次年度の改善に生かしている。園独自の自己評価表を作成して毎年自己評価を行い、定期的に第三者評価を実施するなど、組織的にPDCAサイクルに基づく保育の質の向上に関する取組を実施している。
◇改善を求められる点
(1)保育の標準的な実施方法に関する更なる取組
標準的な実施方法について、子どもの発達に応じた保育の留意点や配慮事項等は文書化されているが、保育場面での子どもの尊重、プライバシーの保護や権利擁護等に関する具体的な内容が示されていない。今後は、着替えやおむつ替え、トイレ使用時、個人情報を記載した文書掲示の注意点などの具体的な場面について配慮事項を明記し、職員間で共通理解を図り、保育に生かしていくことが期待される。

(2)利用希望者や地域に向けた保育内容等についての積極的な情報発信 市で作成した「0歳児から5歳児までの教育・保育ガイドブック」や「保育園のしおり」、市のホームページや広報の中で、利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を提供して、見学希望者を受け入れ園を案内して丁寧に説明をしている。今後は、園の保育状況の具体的な内容や子どもの活動の様子等が分かるような園独自の資料を作成して、利用希望者に伝えるとともに、地域住民に向けても広く情報発信していくことが望まれる。

(3)保護者が意見を述べやすいような相談体制の強化及び周知
 保護者が相談や意見を述べやすいよう、職員は送迎時に気軽に声をかけ、内容によっては場所を変えて対応している。しかし、相談や意見を述べる際の方法・手段や、職員を自由に選べること等の説明が十分でなく、保護者アンケート結果にも同様の意見が見受けられる。今後は、安心して相談等のできる環境の整備に取り組むとともに、相談や意見を述べる時の方法や相手となる職員を選択できることを保護者に明確に伝えることが望まれる。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回2回目の第三者評価を受け、アンケート調査や自己評価を行い評価者の丁寧な聞き取りも含め、保育を振り返り園の課題を明確にすることができました。今回の評価を踏まえ、評価の高い点は、継続し更に質の向上を目指して努力したいと思います。改善点については、職員と話し合いながら、保護者の方や地域の方、市等からアドバイスをいただいたり、力をお借りしたりして、改善できるよう努めていきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。