とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 InternationalSocialServiceCultureCenter
■施設・事業所情報
名称 日光市立せせらぎ保育園 種別 保育所
代表者氏名 小又 光恵 定員(利用人数) 70(54)人
所在地 〒321-1264
日光市瀬尾81-2
TEL 0288-21-2271
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和元年10月15日(契約日)~ 令和4年3月17日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2回 (2013年度)
■総評
◇特に評価の高い点
・年度の初めに子どもの家庭環境や成長の様子を把握するためのケース会議を行っている。園では子ども一人ひとりの生活リズムや家庭環境を考慮し、その時々の気持ちを受け止めた保育を行っている。送迎時の保護者との会話や連絡帳、個人面談などで得た情報もケース会議を通して職員間で共有している。職員の対応については、自己評価をとおして園長との面談で保育の振り返りや気づき、改善などを再確認し、次の保育に生かしている。
・厚生労働省のガイドラインに基づき、アレルギーのある子どもには、医師の診断を受けた保護者への聞き取りを基に、ケース会議で園長、担任、管理栄養士、保護者が対応策を協議し共通理解を図っている。保護者は献立表から除去・代替え食まで確認をしている。給食は、調理室前にその日のアレルギー食材を掲示し、全職員が把握できるようにしている。また、担任が責任をもって給食を受け取り、チェック表に記入・確認し、職員が側について食事を提供している。卵アレルギー児には、机等も別にして対応している。慢性疾患の子どもについても対応の仕方を共有するなど、きめ細かな対応をしている。
◇改善を求められる点
・災害時の対応体制は非常災害対策計画で決められている。立地条件等から毎月の避難訓練では火災や風水害などについて訓練を実施している。備蓄品も確認している。昨年に続きコロナ禍のため中止となっているが、年2回は消防職員が参加した消防訓練を実施している。園の敷地は周辺の土地より低く、建物も建築当時から相当数経過しているようであり、地震や大雨による災害等安全を脅かす事態の発生は想定外の事であるが、子どもの安全対策の取組みを非常災害対策計画や消防計画に基づき対応できるよう災害時の安否確認方法や避難訓練等の充実が期待される。また、施設整備に際しては、日光市と十分な協議をする必要があると思われる。
・子どもが主体的に活動できる環境整備として年齢により環境を工夫し、静の遊びと動の遊びに分けて興味を持った遊びが楽しめるよう配慮している。静では、絵描きや手作りキッチンでのままごと遊び、動では追いかけっこや剣を使った遊びをしている。また、花や虫を育てる身近な自然に触れあうコーナーを設け、子ども達が主体的に活動できる環境を整備している。今年度は活動テーマを「わくわくリズム」と決め、幼児組、乳児組が異年齢児と一緒に体を動かす楽しみや達成感が味わえるよう工夫している。戸外での遊びは子どもにとって主体的・自発的に活動できる環境として大切であるため園庭の十分な面積の確保についても環境整備の中で検討されるよう期待したい。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
・評価結果ありがとうございました。
・高く評価していただいた点は今後も引き続き継続し、子どもの安心・安全を確保しながら保育に努めていきたいと思います。
・改善が求められる点に関して、園独自で対応が可能なところは、対策を考え今後の課題として取り組みたいと思います。また、施設整備に関しては、日光市において今後の方向性について検討していることから、連携を図っていきたいと思います。
・評価の結果が、園の評価だけと捉えるのではなく、そこで働く個人の評価と受け止め,今後も
子ども一人一人と向き合いながら、あたたかな保育に努めていきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。