とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
一般社団法人 栃木県社会福祉士会
■施設・事業所情報
名称 若木保育園 種別 保育所
代表者氏名 豊嶋 藤子 定員(利用人数) 86
所在地 〒323-0028
小山市若木町1-6-31
TEL 0285-39-7265
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和5年6月1日(契約日)~ 令和6年2月28日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1回 ()
■総評
◇特に評価の高い点
<感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備しています>
 園の感染症マニュアルが策定されており、定期的な見直しも行われています。各クラスに感染症マニュアルを設置し、職員が迅速に対応できるようにしています。看護師による手洗い指導や嘔吐物処理の研修を職員に対して行っています。保護者には、保健だよりを年4回発行し感染症予防への周知と理解を図っています。園で感染症が発生した際には、個人が特定できないように、通信ICTツールのアプリを活用して保護者へ連絡しています。

<子どもが食事を楽しみ、おいしく安心して食べることのできる食事を提供しています>
 プランターで季節の野菜作りを行い、野菜が生長する様子を観察するなど、子どもが食に関心を持てる取組みをしています。サツマイモを育てた時には、植え付け、生長観察、収穫、試食をしました。子どもが各自おにぎりを握って食べる給食の日もあります。十五夜や十三夜には、豆腐団子を提供しています。豆腐団子は、調理員と職員とで何度も試作を重ねて完成させました。令和4年度は「郷土料理」、令和5年度は「世界の料理」というテーマを決めて、毎月様々な食文化を提供し親しんでいます。

<保護者等との連携が行われています>
 日々の家庭との連絡は、通信ICTツールのアプリを使用しています。保育園からの一方的な配信ではなく、家庭からも連絡事項を入力することができます。保育園からは週に1回、写真付きで保育活動の様子を配信しています。今年度から保護者に向けた「1日保育士体験」を実施し、保育園での子どもの生活の様子を知ることができます。保護者からは、園に対して良い印象をもらったり、保育士と保護者の会話も広がったりと好評です。

◇改善を求められる点
<中・長期計画の作成を期待します>
 毎月の法人の経営会議や理事会で中・長計画について、話し合いが行われていますが、具体的な中・長期計画が示されておりません。今後は、ビジョンを明確にした計画が作成されることを期待します。

<ボランティア受入れ体制の整備の取組みに期待します>
 感染症予防により、ボランティアの受け入れは見合わせています。現在は地域の中学生の職場体験の受入れや高校生の授業「発達と保育」の一環として、園児と遊びを通しての交流活動が行われています。受け入れにあたっては、中学校の内容や高等学校の内容に沿った手順で、オリエンテーションを行っていますが、ボランティアに関する文書は明文化されておらず、対応マニュアルなどもありません。今後は、ボランティアの受入れに対する基本姿勢の明文化や対応マニュアルの整備を期待します。

<プライバシー保護に関するマニュアル強化の取組みに期待します>
 保育マニュアルには、プライバシー保護に関する内容が記載され、職員はマニュアルに沿って子どもたちのプライバシーを保護しています。プール遊びでは、外部から見えないように壁を設置し、各部屋で着替えを行ってから遊ぶようにしています。しかし、職員へのプライバシー保護についての周知は十分とは言えませんので、今後はプライバシー保護の研修の取組みを期待します。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 開園して3年目を迎えます。子ども達・保護者・職員の笑顔あふれる、楽しい保育園を目指しています。今回、初めての第三者評価に取り組み、評価項目を職員みんなで確認していく中で、保育園運営の課題をみつけていくことができました。子ども達との信頼関係はもちろんですが、保護者とのコミュニケーション・職員同士のつながりがなければ、よりよい保育園にはなりません。園長がリーダー性を持ち、その中で職員が思いっきり力を発揮できるよう頑張っていきたいと思います。
 また、コロナ禍が開けた今、保育ニーズを把握し、地域に根付いた開かれた保育園となるよう、さまざまなことに取り組んでいきたいと思っています。ありがとうございました。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。