とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 InternationalSocialServiceCultureCenter
■施設・事業所情報
名称 日光市立小来川保育園 種別 保育所
代表者氏名 柴田 智恵美 定員(利用人数) 4
所在地 〒321-1200
日光市小来川2612-2
TEL 0288-63-3801
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和5年7月11日(契約日)~ 令和6年3月25日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1回 ()
■総評
◇特に評価の高い点
 園では、事業計画の中で地域とのつながりを大切に、掲示板の活用や地域行事への参加で交流を進めている。地域の運動会への参加やデイサービスセンターの老人と手作りおもちゃを通したふれあい。核家族家庭や様々な社会環境の中で子育てをしている家庭への相談業務を通した交流や、子育て支援事業などを通して地域の親子に園の行事への参加を呼びかけ交流を進めるなどの取組が行われている。子育てに関する情報や催しのチラシを配布したり、市ホームページでも公開するなど地域への働きかけを積極的に行なっている。
少人数のため、行事や遊びによって異年齢保育や年齢別保育を担任間で話し合い計画を 立てている。保育室では自発的に興味を持った遊びができるようコーナー遊びを取り入れ、年齢や育ちにより遊びの環境を整え、ひとり一人が主体的に活動できるよう援助している。豊かな自然に囲まれた環境を活かし、植物を観察するなど季節を感じる機会を確保している。また、散歩に出かけながら子ども達が児童委員などに園だよりを配達したり、あいさつを交わしたりすることで、地域の人たちと接する機会や見守られていることを感じられるように配慮している。
◇改善を求められる点
 日光市内の公立保育園への転園には、公立保育園共通の児童票にて書類の引継ぎをしているが、民間及び市外の保育園等へは相手からの求めに応じて文書も含めて対応している。提出にあたっては個人情報保護条例に反しないよう市担当課と協議・確認しながら対応している。利用終了後も子どもや保護者が相談できるよう、事業計画書では考え方を示し保育の継続性に積極的な取組を見せているが、保護者への説明が十分でなかった例もあり再開を検討しているようであるが、保護者の生活の継続に欠かせない事項であることから今後の対応に期待したい。
 保育室の温度や湿度、換気、採光に気を配り、子どもたちが安心して心地よく過ごせるよう確認・調節している。施設設備や玩具等もコロナ感染予防のため定期的な消毒を行い、清潔かつ安全な環境整備に努めている。園内設備や遊具は種類により事故防止のため毎日点検や始業点検、月1回の安全点検、専門業者による点検を行い安全に過ごせる環境を保全している。しかし、施設は建設から相当経過しており、手洗い場やロッカーなどの設備は、ロッカーを可動式に変えてスペースを確保したり、手洗い場のソープの位置を外からも使える足踏み式に変える等工夫をして利用しやすい衛生環境に整えているが施設の経過を考えれば新たな整備が望まれる。今後、生活にふさわしい環境のための施設整備や備品の整備については、施設継続の必要性も含め日光市と十分な協議をする必要があると思われます。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 今回この評価を受けたことで、今までの自己評価では気づかなかった点も、客観的に捉えて課題を確認することができました。園全体でも新たな気づきを共有し、良い評価をいただいたところは継続して取り組み、改善点には丁寧に対応して、より良い保育の提供に向けて改善に取り組んでいきたいと思います。
 保育の引継ぎについては、個人情報保護に配慮しつつ、保育の引継ぎ体制について保護者へ丁寧に説明していきたいと思います。施設や備品の整備については、子どもたちが安心・安全で心地よく過ごせるように対応し、今後については担当課と相談していきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。