とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 InternationalSocialServiceCultureCenter
■施設・事業所情報
名称 日光市立足尾認定こども園 種別 保育所
代表者氏名 和気 優子 定員(利用人数) 4
所在地 〒321-1511
日光市足尾町赤沢6-5
TEL 0288-93-2091
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和5年7月11日(契約日)~ 令和6年3月25日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2回 (2019年度)
■総評
◇特に評価の高い点
 地域との関わりは、園の保育方針や園の目標、地域との関わりなど事業計画に記載されている。公民館行事や地域おこし協力隊の子どもが参加できる地域行事を収集し、掲示板等で保護者に情報提供している。また、園の発表会や突発的な行事にも地域の人々や学童も招待するなど地域交流の機会を設けている。交流を広げるため園外活動を利用し、近隣地域とのコミュニケーションを図り、街中で子どもを大切する取組が行われている。
 全体的な計画の中で食育年間計画を策定し、園で栽培している野菜や調理員が様々な食材を子どもたちに触れさせ、食事を楽しみながら食べられるものが増えてくるための取組を行っている。食器の材質や大きさも従来のものから変えて、子どもによって量が変えられるよう別皿を用意している。食事のアンケートを実施して食への関心や食を楽しむ取組も行っている。食育では、保護者から稲苗を提供してもらい、園で稲を育て稲刈り・脱穀・精米して食べる経験を子どもたちが行った。足尾地区では農業者がいないので貴重な取組。園の畑では、トマトや胡瓜、さつま芋などの野菜やイチゴなど沢山の農産物を栽培し楽しく食べる等の工夫をしている。
◇改善を求められる点
 足尾地域は第2期日光市子ども・子育て支援事業計画(令和2年3月作成、令和5年3月変更)でも、少子高齢化が進んでおり「今後も利用者の減少が推計され、保育等機能の維持を前提に小規模化等を検討する」としている。今後の保育のあり方を保護者、市担当課、関係者等と検討している状況にあり、足尾地域の現状及び今後についてデータ等で把握・分析している。現在も市担当課と園が一緒になって保護者への説明等を実施しているようですが、地域における子育て等保育機能は社会資源として大変重要であり、子ども園の形態も含めて市の判断が期待されます。
 事業計画書の策定は市公立保育園全体で形式が統一され、毎年見直しが行われている。事業計画書の見直しは、園長と主任が行ない、職員も内容を確認している。作成された事業計画書は、職員にも配布しているものの理解を即すための周知には不十分と認識されている。職員数が少ない中で全体的な計画の見直しもあり各種計画を短期間に作成することは大変であると思われますが、事業計画を職員がよく理解することは計画達成のために欠かすことができない要件であることから、効率的な計画づくりなども踏まえ、計画策定と見直し等が組織的に行なわれることを期待します。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 第三者評価を受審したことにより職員全員で日々の保育を振り返り、共通理解の大切さを再認識することができました。事業計画書や全体的な計画の見直しの重要性に気づき、内容を職員・保護者に十分に周知するなど、今後の課題も明確になりました。少人数ならではの難しさを、少人数ならではの良さに変えて、地域に向けた新たな取り組みをわかりやすく発信していく、地域に根付いた施設のあり方を検討していきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。