とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 InternationalSocialServiceCultureCenter
■施設・事業所情報
名称 日光市立原町みどり保育園 種別 保育所
代表者氏名 成田 律子 定員(利用人数) 70(51)
所在地 〒321-1262
日光市平ケ崎132-2
TEL 0288-22-4588
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和5年7月11日(契約日)~ 令和6年3月25日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2回 (2019年度)
■総評
◇特に評価の高い点
4月の保護者会総会で事業計画書を配布し、主な内容について説明している。保護者に参加を願う行事は、行事名に星のマークを付け、わかりやすく表記した上で口頭説明している。総会欠席者には個別に別の日に説明する機会を設けている。毎月配布する園だよりには、月の保育目標・行事予定・お知らせ・お願い事を掲載し、詳細も各クラスで発行するクラスだより(年4回)で子どもの日常や保育活動を紹介している。
厚生労働省が示している保育園におけるアレルギー対応ガイドラインに基づき適切な対応を行っている。アレルギーの申請、解除は医師、管理栄養士の指導を受けて実施している。毎月、保護者、職員、調理員、管理栄養士が献立を確認し、アレルギーの状況を把握している。食事の際は朝のミーティング時に献立を確認し、アレルギー児に必ず1名がそばについて安全を確保する。配膳の際は目視と調理員と声を掛け合い「誰の給食か」「アレルギー食に変更した内容」を確認。調理員は名前を記録している。机、椅子等は別に用意し、他児と離して仕切りをつける対応をしている。また、皮膚接触も危険なため、子どもたちにも理由をわかりやすく伝え、食事後の手洗い、服が汚れたら着替えることを徹底している。職員は、年1回園内研修でエピペン模擬練習を実施し、緊急対応一覧表は、各クラスのファイルに綴って保管する対応も行っている。

◇改善を求められる点
子どもの送迎時、信頼関係が築けている担任が対応して保護者からの相談や意見を受け、育児相談記録に残している。園庭の入り口に育児相談受付の看板が設置してあり、園内には相談受付についての案内を掲示している。個人面談では、普段の送迎時では話せないことを話せる環境づくりをしている。口頭で話すことが苦手な保護者には、連絡ノートの活用やご意見箱の設置を周知している。しかし、相談をしやすいスペースの確保は施設の構造上、場所が取れない状況にあります。既に市当局と協議を行っていると思われますが、意見が述べられる環境づくりは利用者本位の福祉サービスに大切であり、十分な取組が期待されます。
災害時の安全確保について、2次避難所である今市文化会館への避難を想定した訓練や園長しか知らないサプライズ避難訓練、保護者会総会後に行われる引き渡し訓練など多様な訓練を実施している。備蓄品はリスト表を作成し、用途ごとに分け備えている。担当課、全職員は連絡網で安否確認を行う体制である。しかし、園の立地環境が密集住宅街であり、アクセス道路の狭さ等外的要因には問題がある。火災や地震による災害等安全を脅かす事態の発生は想定外のことであるが、日常の子どもの安全確保のシミュレーションを欠かすことなく非常時にも対応できるよう期待します。併せて、既に市当局と改善のため具体的な協議を行っていると思われますが、災害の発生に備えた早急な取組を期待します。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回、第三者評価を受審するにあたり、普段実施している事を評価・確認して文書化することで多くの気づきを得ることができました。
 改善を求められる点として、一つ目の「相談しやすいスペースの確保」についてですが、「個別相談には随時空いている部屋を使って対応できる」ということを今以上に保護者の方に周知することで補えるのでは、と感じました。
二つ目の「災害発生時の安全確保」についてですが、頂きましたご指摘を真摯に受け止め、子ども達の安全を守れるよう今後も訓練を続けていきたいと思います。
特に評価が高い点として頂いた内容は、職員の大きな励みになりました。子どもの命に関わるアレルギー対応について評価していただいたことは、普段の職員の努力が成果につながったのだと思います。
 今後は、改善を求められる点を謙虚に受け止め、改善に近づくよう努力しながら、保育園としてなお一層質の高い保育サービスの提供に取り組んでいきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。