とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
一般社団法人 栃木県社会福祉士会
■施設・事業所情報
名称 ミカエラ・ハウス 種別 短期入所
代表者氏名 和久井 明 定員(利用人数) 18人(15人)
所在地 〒325-0301
那須郡那須町大字湯本字新林390番地
TEL 0287-73-5547
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和5年9月1日(契約日)~ 令和6年3月14日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2回 (2020年度)
■総評
◇特に評価の高い点
○利用者の権利擁護に関する取組が徹底されています。
 毎月、虐待防止委員会・身体拘束適正化委員会にて権利擁護に関する研修が実施され、マニュアルも整備されています。研修に参加できなかった職員は連絡ノートにて情報を共有しています。虐待が疑われる事案があった場合や虐待を発見した場合はマニュアルに沿って対応し報告する仕組みができています。利用者や家族には入所時に契約書を用いて「やむを得ず身体拘束を行う場合」を説明し同意を得ています。日々変化のある現場のため、その日勤務している職員同士で対応方法を話し合い実施しています。対応した方法は連絡ノート等に記載し他の職員と情報を共有しています。

○公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われています。
 法人で顧問会計士が毎月試算表を作成し経営コンサルタントに分析してもらい、内部監査や経営の助言を受け経営改善に取組んでいます。労務関係については顧問労務士に依頼しています。施設としては事務・経理・取引のルールに基づき利用者の小遣い管理表等を毎月本部に提出してチェックを受けています。適正な経営・運営の取組みがなされています。

○利用者の家族等との連携・交流と家族支援を行っています。
 施設から家族等に写真や手紙等を送付して電話にて生活状況を伝えています。電話では施設での対応や細やかな報告の他、家族が納得するまで職員が話しを聞く等、積極的に関わる様に努めており家族から感謝の言葉が聞かれています。体調不良時や急変時は看護師にオンコールで対応し、病院から医療同意を求められた際は家族に連絡する体制ができています。



◇改善を求められる点
○利用者1人ひとりの対応方法や利用者からの相談や意見を細かく記録されることを期待したい。
 利用者一人ひとりに対し、その日に勤務している職員で話し合い利用者にとって最善の方法で対応しています。しかし、話し合われた経緯については記録されておらず、他の職員へは口頭が主となっています。利用者からの相談や意見等、話しを聞いた職員が内容に応じて管理者や他の職員と共有し対応しています。施設で対応できない場合は法人本部につないでいます。利用者の意見を積極的に把握する取組みはありますが記録がなされていませんので、記録されることを望みます。

○施設と本部の連絡体制の強化に期待したい。
 管理者は職員に、毎月、法人全体で行われている本部会議の内容を、議録等を通して伝えています。しかし、職員の理解は不十分で本部の意向が施設職員には届いていない状況です。施設と本部が両輪となり、利用者への福祉サービスが向上することを期待します。

○職員1人ひとりの育成に向けた取組を期待したい。
 昨年度は「目標管理シート」を導入し職員の意向・意見の把握や評価する試みが行われましたが、効果が得られなかったため今年度は実施していません。今年度は法人本部職員によるヒヤリングの実施等、手探りの状況が続いています。法人で職員1人ひとりの育成に向けた仕組みが確立することを期待します。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 前回の審査時とは事業所の体制も色々と変わった中、利用者様一人ひとりに対しての支援方法や、職員間の情報共有について高く評価していただけたことは大変嬉しく、今後も継続して実施すると同時に、職員のモチベーションアップや育成にも繋げていきたいです。
 ご指摘いただいた点については、利用者様にとってより良いサービスが提供できるよう、改善に向けて検討していきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。