■第三者評価機関名
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■施設・事業所情報
名称 |
日光市立三依保育園 |
種別 |
保育所 |
代表者氏名 |
竹末 訓子 |
定員(利用人数) |
3 |
所在地 |
〒321-2803 日光市中三依835-1
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TEL |
0288-79-0010 |
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■第三者評価の受審状況
評価実施期間 |
令和6年5月23日(契約日)~ 令和7年1月9日(評価結果確定日) |
受審回数(前回の受審時期) |
1回 () |
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■総評
◇特に評価の高い点 ・一人ひとりの家庭環境、生活のリズム、育ち、健康状態、心情を受け止めて家庭的な雰囲気の中で保育を行っている。年度の初めに子どもの家庭環境や成長の様子を理解、確認するためのケース会議を行っている。園生活の姿や家庭での様子を個人面談や日々の保護者とのコミュニケーションで得られた情報をもとに個別指導計画を作成し、保護者に説明して共通理解を得ている。保育日誌には子どもの気になる場面を個人記録(特記事項)に記入し、保育士が不安や疑問に感じたことを園長に相談し、その都度対応策を職員間で話し合って保育に活かしている。 ・保育の計画(全体的な計画、指導計画)に食育年間計画が位置づけられている。毎月、食育関係の「食育だより」等を掲載した「園だより」を保護者に情報提供している。毎日の献立はホワイトボードに記入しており、送迎時に確認することができる。保護者には、保育参加で給食を提供し、量や味付けを知ってもらう取組や、食の楽しさ、大切さを伝える親子食育教室の取組を行っている。子どもたちは、天気の良い日に戸外で食べたり、室内では音楽をかけて食事を楽しむ等環境の工夫をしている。人参の種まき・収穫、さつまいも掘り体験や野菜等の食材に触れるなど食への興味や関心を育んでいる。また、紙芝居や絵本を通して食物から得る栄養や食事時の挨拶、食事後の調理員との会話の大切さも伝えている。
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◇改善を求められる点 ・市内公立保育園への転園は、市共通の児童票で引き継ぐことを文書として定めている。民間・市外保育園への転園は、必要に応じて対応している。転園先から電話での問い合わせは、個人情報保護のため、行政を通して確認後回答し内容を児童票に記録するとともに、口頭で対応している。 保育の変更にあたっては、保育が保護者や子どもの生活に欠かせないことであるので、保育の継続性に配慮して、保護者等が相談できるよう担当者や窓口の設置が望まれる。 ・日々子どもの意見を取り入れながら主体的な活動ができるよう援助している。少人数のため、異年齢保育を保育士間で話し合い計画を立てている。自然に恵まれた環境を活かし、戸外遊びを毎日設定し、草花や昆虫などに触れる機会を設け、命の大切さや自然物を使った製作を取り入れている。 四季を体で感じて冬にはそり遊びを楽しむなど自然の中で体を十分動かす活動をしている。散歩や職場訪問を通して老人とゲームを楽しむ等地域の人たちと関わっていたが散歩は熊が出没しているため中止している。園では、少人数のため担当課と相談しながら他園との交流も検討しているが、子どもたちが様々な人たちと関わる経験は豊かな人間形成に大切なことであるから、集団保育ができる環境を設定した保育の取組を期待したい。
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■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回第三者評価を受審したことにより、自園での課題が明確になり改めて気づきを得ることができました。高く評価していただいた点は、今後も引き続き継続して取り組んでいきたいと思います。改善を求められた点につきましては、個人情報保護に配慮しつつ保育の継続性のため、保護者がいつでも相談できる体制をより一層整えていきたいと思います。家庭的な保育の良さを大切にしながら豊かな人間形成を育むため、集団保育ができる環境を担当課と相談していきたいと思います。 今後は、改善を求められている点を謙虚に受けとめ職員全体で子どもの安心、安全の確保に努め、質の高い保育サービスの提供ができるよう取り組んでいきたいと思います。
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■第三者評価結果
別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。 |