とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
一般社団法人 栃木県社会福祉士会
■施設・事業所情報
名称 こばとキッズ 種別 保育所
代表者氏名 松沼 香織 定員(利用人数) 103
所在地 〒323-0808
小山市出井1931-1
TEL 0285-25-2815
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和6年8月1日(契約日)~ 令和7年2月28日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2回 (2018年度)
■総評
◇特に評価の高い点
<災害時における子どもの安全確保のための取組みを組織的に行っています>
 防災頭巾を使用して地震や火災、風水害を想定した避難訓練を行っています。また、年1回は法人内の複数の事業所と合同で防災訓練を行い、組織的に防災対策に取組んでいます。火災や地震などのマニュアルが整備され、保護者の引き渡し訓練も実施しています。子どもには紙芝居や絵本で災害の怖さや安全確保の大切さを伝えています。訓練後は各クラスから反省点や改善点を挙げてもらい、次回の訓練に活かしています。備蓄については、園長が管理者となり一覧表を作成しています。アレルギー疾患のある子どもに対応した非常食も用意しています。

<就学を意識した園生活の充実が行われています>
 就学してからスムーズに小学校生活が送れるよう、紙芝居や絵本を用いて小学校の生活の様子を伝えています。また、小学校への期待感を高めるため、年長児は、製作の時間にランドセル作りをしています。行事の後には、楽しかったことを絵で表現したり、自分の気持ちをクラス内で発表する機会を設けるなど、振り返りの時間を大切にしています。子どもが時間に関心を示すよう、アナログ時計を用いて園生活を過ごしています。

<アレルギー疾患のある子どもへの丁寧な対応が行われています>
 年に1度、医師と栄養士、保護者で個別面談を実施し、アレルギー疾患のある子どもの近況を確認しています。給食については、保護者に毎月の献立内容を確認してもらい、了承が得られた後に提供しています。検食者がアレルギー代替食の確認も行っています。食器は、記名されたトレー、コップを使用し、必ず該当する子どものクラスの職員が配膳室に給食を取りに行きます。配膳の間違いを防ぐため、アレルギー疾患のある子どもに先に配膳すること、それらを複数の職員で対応することを徹底しています。
◇改善を求められる点
<中・長期的なビジョンを明確にした計画の策定に期待します>
 毎月の法人の経営会議や理事会で中・長計画について、話し合いが行われていますが、具体的な中・長期計画が示されていません。今後は、ビジョンを明確にした計画が作成されることを期待します。

<評価結果後に取組むべき課題を明確にし、計画的に改善されることを期待します>
 前回の第三者評価受審後に挙げた課題は、翌年度の事業計画に反映しています。評価結果から明確になった課題に対して、職員参画のもと分析や改善計画などが示されておりません。今後は職員参画のもと分析や改善計画を示して具体的に取組まれるよう期待します。

<子どものプライバシー保護に配慮した保育マニュアルが整備されることを期待します>
 園長が職員に子どものプライバシー保護についての説明を行っています。0歳・1歳児のおむつ交換ではパーテーションを使用して行っています。トイレトレーニングでは失敗しても自尊心を傷つけない声掛けをしています。保護者には、行事の際や保護者会で写真やSNSでの取り扱いについて説明しています。今後は子どもの着替えや排泄、プール活動などの保育場面におけるプライバシー保護に関したマニュアルの整備に期待します。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 子ども達が毎日楽しく過ごせる保育園、保護者が安心して預けることが出来る保育園を目指し、日々保育を行っております。今回第三者評価を受け、いろいろな課題が見えました。評価を高くいただいた点、改善点を職員みんなで共有し、子ども達、保護者、職員みんなが笑顔で過ごせる保育園づくりをこれからも行っていきたいと思います。この度は長い期間評価に携わっていただきまして、ありがとうございました。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。