■第三者評価機関名
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■施設・事業所情報
名称 |
おちあい児童クラブ |
種別 |
放課後児童クラブ |
代表者氏名 |
見目 昭 |
定員(利用人数) |
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所在地 |
〒321-1105 日光市文挾38番地
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TEL |
0288-27-0411 |
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■第三者評価の受審状況
評価実施期間 |
令和6年9月1日(契約日)~ 令和7年3月13日(評価結果確定日) |
受審回数(前回の受審時期) |
0回 () |
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■総評
◇特に評価の高い点 ・おちあい児童クラブ新一年生入会説明会を3月に実施し、児童クラブでの過ごし方や春・夏・冬休みの生活、年間行事等を説明するとともに、長期休業中の過ごし方等はおたよりを保護者に配布し周知を図っている。一日の時間の流れは壁面に掲示し、子どもたちが理解しやすくしている。子どもの様子を見て相談があれば、職員が聞き取るなど細やかな支援も行っている。帰りには職員がその日の様子を保護者に伝えコミュニケーションをとっているが、保護者から相談があればその時受けて職員打ち合わせ会で内容を確認し回答するなど子どもたちが通い続けられるよう援助している。転居以外で年度途中の退所については、保護者から退所の理由を確認することにしている。 ・障害のある子どもの児童クラブの利用機会を入会案内等の文書で保護者等に周知している。受け入れの判断は受託者のシルバー人材センターの基準等により決めている。受入れにあたっては、入会時の保健調査票の健康状態や保護者の意向などを把握し、障害特性を理解したうえで、保護者・本人と面接を行い、保育園での状況や放課後等デイサービス等の条件も把握して、職員体制など適切な環境の中で子どもが安心して過ごせるよう配慮している。職員は、打合せ等で子どもへの接し方や子どもの様子の伝え合いなどで共通理解を図っている。小学校の先生から情報交換会時のアドバイスや障害児対応研修受講者からの助言も受けながら支援に努めている。
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◇改善を求められる点 ・放課後児童クラブ運営規定には、苦情解決の窓口設置等が記載されているが保護者等への周知等は行われていない等、苦情解決の仕組みが機能していない。シルバー人材センターで苦情を受け付けた場合は、対応記録を作成し組織内で情報を共有し市にも報告している。児童クラブで苦情を受け付けた場合は、業務日誌に記入し、後日、シルバー人材センターへ報告している。保護者アンケート結果では苦情解決制度が分かりやすいとする回答が相対的に低く、シルバー人材センターでも検討しており、今後の苦情解決の仕組みへの取組が期待される。 ・リスクマネジメントの責任者は班長(運営主体)で、シルバー人材センターの放課後児童クラブ安全管理マニュアル(指針)により事故防止や事故発生時への対応が記載されている。ヒヤリハット報告・事故報告の事例収集は随時行っているが体系的でなく、マニュアルも方向性が示されているが事故要因の分析、改善策・再発防止策の具体的な実施方策等の記載がされていない。班長の経験値により再発防止に努めており、職員の参加など体制を整備し現場の知恵と工夫を活かした改善策・再発防止策の検討が期待される。
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■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
・評価の高い点とされた、保護者との情報共有やきめ細かな児童への対応は、低学年の第一クラブ、高学年の第二クラブともに、班長を中心に地域人材の活用など特に地域との密接な連携を心がけていることが、ベースとなっている。また、障がいやそれに近い特性をもつ児童への支援方法などを含め、校長先生をはじめとする小学校側の協力的なスタンスにより、育まれている部分も大きい。今後も、さまざまな児童対応に関するスキルアップも含め、こどもの目線にあった支援ができるよう心がけていく。 ・改善を求められる点として指摘された、機能していない苦情解決への仕組みづくり、及びリスクマネジメントの観点から、ヒヤリハット報告・事故報告等の事例の体系化や事故要因の分析、改善策・再発防止策の具体的な実施方策等に関する職員参加などの体制整備については、指導員として長年就業してきた会員の経験値も活かしながら、改善策・再発防止策を検討できる体制を構築していくなどして、善処していきたい。
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■第三者評価結果
別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。 |