とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 InternationalSocialServiceCultureCenter
■施設・事業所情報
名称 日光市立並木保育園 種別 保育所
代表者氏名 高梨 典子 定員(利用人数) 85(45)
所在地 〒321-1263
日光市瀬川1316-1
TEL 0288-21-0616
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和7年5月22日(契約日)~ 令和7年12月25日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 3回 (令和2年度)
■総評
◇特に評価の高い点
・保育所等におけるアレルギー対応ガイドラインに基づき、適切に対応している。慢性疾患等のある子どもに対しては、医師の指示のもと子どもの状況に応じた適切な対応を行っている。アレルギー疾患、慢性疾患等のある子の保護者とは、疾患の有無に関して教育・保育給付認定申請書のアレルギー情報や保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導票の提出で連携を密にしている。毎月、保護者、保育士、調理員、管理栄養士が献立を確認し、アレルギーの状況を把握している。朝のミーティング時には、アレルギー献立を確認して、食事の際にはアレルギー児に必ず職員1名が側について安全を確保している。配膳の際は、職員、調理員が目視と声を掛け合い「誰の給食を取りに来たか」「アレルギー食に変更した内容」を確認。調理員は、渡した人、受け取った人の名前を記録している。机、椅子、布巾はすべて個別に用意し、他児と離して仕切りを付け、混入・誤食を防いでいる。現在、エピペン対応児はいないが、年1回園内研修でエピペン模擬練習を実施し、予備知識として備えている。職員は県西部地区保育研究会のアレルギー研修に参加し、研修報告書で園内研修を行い全職員で情報を共有している。アレルギー児は皮膚接触も心配なため、子どもたちにも「食事後の手洗い」「服が汚れたら着替える」を分かりやすく伝え徹底している。
・保育の計画に食に関する食育年間計画を作成し、身近な食育活動等を記載した「食育だより」や管理栄養士が食と健康等を記載した「わんぱくだより」を保護者に毎月配布している。クラスでは音楽をかけたり、テラスにテーブルを出して食事をする等保育士や友だちと楽しく食事がとれる環境・雰囲気づくりをしている。子どもの年齢や発達に合わせたテーブルや椅子を用意し、皿の大きさや深さにも配慮している。配膳の際には量を調節したり、自分で盛り付けることで適量を知り、完食する経験を大切にしている。苦手な物や子どもが自分で食べられる量、食材の大きさについて話し、食べられた時には褒めて自信につなげている。1年を通してクラスで野菜を育て収穫を楽しんだり、部屋に食材を飾り食に興味が持てるよう取組んでいる。保護者には保育参観・参加で給食を提供したり、親子クッキング(年長組)でおやつ作りに参加し食の楽しさ・大切さを伝えるなど、食を通した支援にも取組んでいる。
◇改善を求められる点
・風水害等の対応体制や消防計画の非常災害対策計画等が策定されている。避難訓練は毎月実施しているが、避難指示が発令された場合は指定緊急避難場所である今市小学校へ避難をすることになるため年に1回は訓練を実施している。子どもの家族への引継ぎは緊急連絡カード(災害時引き渡しカード)を使って、保護者会総会終了後に訓練を行っている。その際、保護者への一斉メールのため連絡先について再確認している。また、備蓄品はリスト表を作成し、食品等給食関係(アレルギー対応食)は医務室へ、非常持ち出し袋は事務室へ、オムツ等は1歳児保育室に分けて備蓄を整備している。建物は建設から相当経過しており、建物を継続することは難しいが設備等では必要な措置をしている。近年中には新しい施設への編入も計画されており、それまで防災への十分な取組が望まれる。
・全体的な計画に幼児期の終わりまでに育ってほしい姿が記載され、それを実現させるために就学を見通した連続性のある保育計画を立案している。子どもが小学校以降の生活に見通しが持てるよう1年生を夏祭りに招待して交流を図ったり、年長児が招待を受けて小学校で1年生と交流する行事や、今小なかよしランドなどで交流する行事を通して、楽しい体験の中で小学校入学に期待や興味が高まるよう実施している。職員は、幼保小連携推進協議会の研修や情報交換に参加し、1年生の先生と情報を共有している。引継ぎ資料は保育所児童保育要録で行っているが、年長の担任が共同して作成した要録案を主任、園長が内容を確認して引き継いでいる。保護者の見通しが持てる取組は、入学前に「もうすぐ1年生」の注文を取り、希望する保護者は購入して入学後の生活を知る機会を得ているが、一部の保護者に限られ、多くの保護者が入学後を見通す機会としては不十分である。保護者の就学への不安を取り除き、期待と見通しが持てるような取組が必要であり、今後の対策を期待したい。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
第三者評価を受審した事で、日々の業務や保育を振り返る良い機会となりました。
 保育内容において、「子どもの命に関わるアレルギー対応」や、「楽しい食事の工夫をしている」
点について、高く評価をしていただいたこと事は、大変励みになったと共に、更に保育士や調理員
の資質向上に繋がる貴重な経験となりました。
 改善を求められる点として、一つ目の「災害における子どもの安全確保のための取り組み」についてですが、建物の老朽化が進む中、新しい施設への編入まで2年余りの間、引き続き設備などへのスピーディーな措置を心がけ、毎月の避難訓練を継続し、大切な子どもの命を守っていきます。
 二つ目の「小学校進学に向けての保護者との関わり」についてですが、今後更に、小学校との連携を密にし、保護者の不安を取り除き、期待と見通しが持てるよう、気持ちを聞く機会を設けるな
ど、対応を考えていきたいと思います。
今後改善点を求められる点について真摯に受け止め、時代の流れにあった対応をし、なお一層質の高い保育サービスの提供ができるよう取り組んでいきたいと思います。
 最後になりましたが、お忙しい中、アンケートの回答にご協力いただきました保護者の皆様に、感謝申し上げます。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。