とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 InternationalSocialServiceCultureCenter
■施設・事業所情報
名称 こばやし児童クラブ 種別 放課後児童クラブ
代表者氏名 渡辺 孝 定員(利用人数) 76人(47人)
所在地 〒321-2352
日光市小林2708番地
TEL 0288-26-8600
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 令和5年10月1日(契約日)~ 令和6年3月31日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1回 ()
■総評
◇特に評価の高い点
・こばやし児童クラブ新入会児童説明会資料で保護者に児童クラブでの過ごし方を春・夏・冬休みを含めて説明している。児童クラブ室内には子どもが理解できるようおおまかな時間割の過ごし方を提示した「児童クラブでの過ごし方」表を大きく掲載している。春休み、夏休み等の前には、休み期間中の日程や行事、注意事項を文書で周知している。一日の過ごし方で宿題の後の遊びの時間には、班長(児童支援員)等が過ごし方の説明をした後、子どもたちは主体的に遊び始めるが、戸惑っている子どもには班長や補助員等がどんな遊びをしたいか聞きながら子ども達との仲介に入り主体的に遊べるよう援助している。
・障害のある子どもの児童クラブの利用機会を入会案内等の文書で保護者等に周知している。受け入れの判断は運営団体で予め判断の基準や手続きを決めている。受入れに当たっては障害特性を理解したうえで、保護者・本人との面談で適切な環境の中で子どもが安心して過ごせるように配慮している。また、入会時の保健調査票で健康状態、心身の状態、家庭の状況など保護者の意向を把握している。職員は打合せ等で支援の方法や子どもの様子を伝え合い、共通理解を図っている。障害児対応の研修を受けている職員にアドバイスを受けながら支援にあたっている。
◇改善を求められる点
・放課後児童クラブ運営規程には「利用者又はその保護者等からの苦情を受け付けるための窓口の設置」と苦情解決の措置が明記されている。運営団体内部で取り決めはしているが、保護者等への周知等は行っていない。苦情受付は対応記録に記入し、運営組織内で共有し、市にも報告している。児童クラブで苦情受付をした場合は、業務日誌に記入し、後日、運営団体に報告している。保護者アンケート結果でも多くの人たちが苦情解決の仕組みについて疑問を抱いていることから、苦情解決責任者・担当者の設置や第三者委員の設置等苦情解決の仕組みの確立、子どもや保護者への周知などの取組が期待される。
・リスクマネジメント体制や子どもの安心と安全を脅かす事例集の収集・分析・研修・事故防止策等の評価・見直しは実施されていない。令和6年度国の指導により安全計画を作る計画になっており、現在作業中である。児童クラブでは、事故防止のための対応としては、正副班長等の経験値による対処療法で対応している状況。計画の早期策定による体制の整備が期待される。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
・評価の高い点として例示された児童クラブでの過ごし方等についての保護者との共有や、クラブ内での児童に対する支援員の接し方などについては、障がいやそれに近い特性をもつ児童への支援方法に関するスキルアップも含め、今後もこどもの目線にあった支援ができるよう心がけていく。
・改善を求められる点として指摘された、苦情解決の窓口設置や措置などの具体的対応や、安全計画の策定などについては、クラブの現場と運営組織、市の所管課等のそれぞれに温度差も感じられ、児童福祉として求められる対応や情報機器に対するリテラシーをはじめとして認識の違いも生じている。
これらはシルバー(高齢者)としてのスキルに起因する部分も小さくなく、対応改善に難しい面もあることから、児童福祉施設としての運営主体である市の所管課とも十分共有し、よりよい運営に向けて調整していく課題と捉え、善処していきたい。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。